FXおすすめ口座を比較【2024年】初心者に向いた会社で口座開設

FXおすすめ口座
 

FXで取引を始めるためには、FX専用の口座を開設する必要があります。

ただ、ひとくちにFX会社といっても国内だけでもかなりの数があり、「ネット証券会社もたくさんあるし、どこを選んで良いのか分からない……」とお悩みの方も多いでしょう。

とくに初心者の方には、FX会社を絞り込むこと自体が大変です。

信用できる金融商品取引業者と取引を行いましょう
金融商品取引法の登録を受けた業者と取引を行う場合であっても、その業者の信用力などを慎重に判断することが必要です。

引用元:投資を行っている方へ 外国為替証拠金取引について|金融庁

そこで本記事では、初心者の方におすすめしたい「口座開設したいFX会社」をご紹介します。

スクロールできます
GMOクリック証券SBI FXトレードDMM FX外為どっとコムGMO外貨ヒロセ通商FXプライムbyGMO
最小取引単位1,000110,0001,0001,0001,0001,000
スプレッド
(米ドル/円)
0.2銭0.09銭~0.2銭
原則固定(例外あり)
0.2銭0.2銭0.2銭0.1銭
原則固定(例外あり※1)
通貨ペア20342130245120
スマホアプリ
デモトレード
※1 1取引当たりの取引上限:10万通貨以下、1日当たりの新規取引数量上限:500万通貨以下 対象時間:午前9時~翌午前4時まで

※当記事で取り扱っているFX会社・証券会社は金融庁金融商品取引業者登録一覧に掲載されており、日本証券業協会の協会員として登録されている事業者です。また、本コンテンツは編集部が定めたコンテンツ制作ポリシーの遵守を徹底し、作成・編集・運営を行っております。

目次

口座開設におすすめのFX口座

口座開設におすすめのFX口座

FX会社は国内だけでもかなりの数があり、初心者の方は「どのFX会社で口座開設すれば良いのか分からない……」とお悩みの方も多いでしょう。

そこで、「迷ったらココで口座開設すればOK」と太鼓判を押せるおすすめのFX会社をご紹介します。

【GMOクリック証券】1,000通貨からの取引を開始

GMOクリック証券
GMOクリック証券
若松 貴英

【おすすめポイント】

・取引通貨単位の見直しが行われ、1,000通貨から取引が可能に

GMOクリック証券は、FX業界で最大手クラスの会社です。

人気の秘密は「総合力の高さ」で、スワップポイント、スプレッドの狭さ、付帯サービスの充実度など、あらゆる面で他社に負けない水準を実現しています。

また、取引通貨単位についても2022年10月から見直しが行われ、1,000通貨での取引ができるようになりました。
従来の10,000通貨から考えると10分の1の資金で取引が行えるため、さらに使い勝手が向上しています。

「どこを選べばいいか決められない」とお悩みの方に強くおすすめできる性能といえるでしょう。

さらに、FXだけでなく「株式」「投資信託」「バイナリーオプション」等の金融商品の取り扱いにも対応しているのもメリット!

特に株式は業界最安水準の手数料体系になっており、1日定額プランを選択すれば1日100万円までの取引の手数料は0円になります。1約定ごとのプランでも50円~と、こちらも業界最安レベルです。

【40代 女性】
東証に上場しているGMOインターネットの関連企業ということで、安心して利用できています。
またコストも安いだけでなく、最近は1,000通貨取引が解禁されたことでますます使い勝手が良くなっている印象です。
信頼できてコストが安いFX会社を探しているなら、オススメだと思います。

【30代男性】
単元未満株の取引ができない点が不満ですが、ほかは不満に感じるところはありません。FXのスプレッドも株式の手数料も安くて、特に株式は1日100万円までの取引なら手数料無料というのが嬉しいです。
バイナリーオプションも取引単価が安くて、取引手数料も無料なので、運試し感覚で時々楽しんでいます。

取引単位1,000通貨単位
※10,000通貨から変更
取り扱い通貨ペア20通貨ペア
スマホアプリあり
スプレッド米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.5銭
ユーロ/米ドル:0.4pips
デモトレード
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第77号
商品先物取引業者
銀行代理業者 関東財務局長(銀代)第330号 

【DMM FX】口座開設・維持・取り引きにかかわる手数料が無料

DMM FX
DMM FX
若松 貴英

【おすすめポイント】
・取引手数料、口座維持手数料などが無料
・LINEを利用することで24時間いつでも問い合わせが可能

DMM FXは、各取引手数料が無料で利用できるFX会社です。

取引手数料、口座維持手数料、出金手数料などの各種手数料がかからないので、コストを気にすることなく取引に集中できます。

ツール・アプリも充実していて、スマホ版・PC版両方で高性能な取引ツールが用意されています。

サポート体制も優秀で、LINEを利用して平日24時間いつでもサポートデスクへ連絡が可能です。

【20代 男性】
DMM FXは10,000通貨単位での取引なのがネックで口座開設をしないでいたのですが、スプレッドの狭さとスワップポイントの高さは文句のつけようがありません。
専用ツールの『DMMFX PLUS』はカスタマイズもできて、チャートから発注もできるので使い勝手がバツグンです。シミュレーションアプリもあるので、練習を積んだ後ですぐ実践に移ることも簡単です。

【20代・女性】
初めてのFX会社として利用させてもらいましたが、特にサポート体制の充実ぶりは素晴らしいと思います。
サポートにLINEで問い合わせてすぐ、丁寧な回答をしてくれました。
しいて言えば「10,000通貨単位での取引は資金管理が大変」「高金利通貨ペアの取り扱いが少ない」という点を改善してもらえたらなー。

取引単位10,000通貨
取り扱い通貨ペア21通貨ペア
スマホアプリあり
スプレッド米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.5銭
ユーロ/米ドル:0.4pips
デモトレード
第一種金融商品取引業者/第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1629号
 商品先物取引業者

【GMO外貨】少額取引とレバレッジのコントロールが可能

GMO外貨
若松 貴英

【おすすめポイント】
・MINKABU FX会社比較ランキングのスワップ部門で第1位を獲得
・レバレッジを事前に選択することで、予期せぬ高レバレッジ取引を防げる

GMO外貨は、MINKABU FX会社比較ランキングのスワップ部門で第1位を獲得したFX会社です。

参考元:MINKABU FXスワップポイント比較(調査日 2022年11月15日)

他社と比較してスワップポイントが多く獲得できる可能性があるため、高金利通貨による長期投資に向いています。

さらに「1倍・10倍・25倍」の3つからレバレッジのコースを選択できるのもメリットです。

低レバレッジのコースを選べば、「知らないうちに高レバレッジになってしまっていた」という事態を防ぐことができます。

2022年10月からは従来は朝9時から縮小されていたスプレッドが8時から縮小になり、通勤・通学の時間でも取引がしやすくなりました。

【40代 女性】
GMO外貨は、まずGMOのブランドという安心感が違います。また、スワップポイントの高さも魅力的です。最近のスワップポイントが米ドル/円で162円、ユーロ円で89円になっていて、さまざまな会社のなかでもかなり高めの水準ではないでしょうか。クイック入金やリアルタイム出金にも対応していて、投資資金の移動がすぐに完了するのもポイントが高いですね。

取引単位1,000通貨
取り扱い通貨ペア24通貨ペア
スマホアプリあり
スプレッド米ドル/円:0.2銭~
ユーロ/円:0.5銭~
ユーロ/米ドル:0.4pips
デモトレード
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第271号

【マネーパートナーズ】スプレッド0.0銭を実現できる

マネーパートナーズ
マネーパートナーズ
若松 貴英

【おすすめポイント】
・米ドル/円のスプレッドが狭いFX会社
・約定力が強く、注文をスベらせる心配が少ない

マネーパートナーズは、業界最狭クラスのスプレッドが用意されたFX会社です。

2022年10月にはスプレッド縮小キャンペーンを実施し、条件を満たせば米ドル/円をはじめとした人気通貨ペアのスプレッドが何と「0.0銭」になったこともあり、その後もスプレッド縮小傾向にあります。

取引単位も「100通貨」「10,000通貨」の2種類が用意されており、資金力に応じて好きな方を選べるのもメリットです。

また、約定力の強さも特筆すべき点です。価格のズレ(スリッページ)も約定拒否も発生率0%を記録しており、「ここぞという時に注文がスベらないFX会社が良い」と考えている人におすすめできます。

【20代 女性】
マネーパートナーズさんは、100通貨単位で取引できるのがユニークで良いと思います。
私の場合は自己資金が少なく、1,000通貨単位でも少し多いなと感じていたところ、マネーパートナーズさんに出会った感じです。100通貨なら1,000通貨単位の10分の1の資金で取引できますし、もし損失を受けてもそこまで財布にダメージがありません(笑)

取引単位100通貨
取り扱い通貨ペア18通貨ペア
スマホアプリ
スプレッド(米ドル/円)米ドル/円:0.0銭~(例外あり)
ユーロ/円:0.0銭~(例外あり)
ユーロ/米ドル:0.3pips
デモトレード×
金融商品取引業 関東財務局長(金商)第2028号

【LINE FX】LINEアプリとの親和性が高い

LINE FX
LINE FX
若松 貴英

【おすすめポイント】
・提供開始から3年1か月で150万口座を突破
・LINE証券アカウントを持っていれば最短1分で口座開設完了

LINE FXは、提供開始から3年1か月(2022年9月時点)で150万口座を突破したFX会社です。

参考元:LINE証券

LINE証券アカウントを持っていれば最短1分で口座開設が完了するため、「すぐにでも取引を開始したい!」という方にもおすすめできます。

LINEからログインできたりLINEで問い合わせや通知の受け取りができたりと、普段からLINEを使っている方であれば使い勝手が良好な設計です。

【20代 女性】
LINE FXは使いやすさに関してはFX会社の中でもピカイチではないでしょうか。LINEのアカウントを持っていればすぐに口座開設が完了するので、せっかちな人でも安心です。LINE画面からそのままログインできるので、別アプリを入れる必要がないというのもメリットに感じます。

取引単位1,000通貨
取り扱い通貨ペア23通貨ペア
スマホアプリ
スプレッド米ドル/円:0.2銭
デモトレード×
融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3144号、商品先物取引業者

【セントラル短資FX】メジャー通貨のスプレッドが狭い

セントラル短資FX
セントラル短資FX
若松 貴英

【おすすめポイント】
・米ドル/円、ユーロ/円のスプレッドが狭い
・アプリの機能性が最新版に見直されている

セントラル短資FXは、「取引のしやすさ」「コストの低さ」「キャンペーンの充実度」の全てで業界トップレベルと公言しているFX会社です。

スプレッドは米ドル/円=0.2銭、ユーロ/円=0.4銭が特に狭く、メジャー通貨で取引したい方なら快適に取引できるでしょう。

最先端のスマホアプリではマイページのパーソナルコードが見直され、取引成績が可視化されて見やすく改良されました。

【40代 男性】
通貨ペアは他社と比較して多いという印象はありませんが、人民元などのユニークな通貨を扱っているのが特徴ですね。あと、無料になる手数料が多いのも良いです。入金手数料も出金手数料も、ロスカット手数料もかからないので、スプレッド以外は気にせずに取引できます。

取引単位1,000通貨
取り扱い通貨ペア25通貨ペア
スマホアプリ
スプレッド米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:-
ユーロ/米ドル:-
デモトレード
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第278号

【auカブコムFX】MUFGグループが運営するFX会社

auカブコム証券
auカブコム証券
若松 貴英

【おすすめポイント】
・株式や投資信託を担保にFX取引が可能
・スマホ・PC向けのツールを完備

auカブコムFXは、auカブコム証券で提供されているFXサービスです。

「ユーロ/円」で0.5銭、「豪ドル/円」で0.6銭といった具合にスプレッドが狭く、公式で業界最小水準と記載されています。

また、現金が0円でもFXにチャレンジできるというのも大きな特徴です。保有している現物株式や投資信託(一般型)をauカブコムFXに証拠金として活用することで取引に参加できます。

取引ツールはカスタマイズ性に優れたPC版や外出用のスマホアプリまで完備しており、気軽にFXを始めたい方におすすめです。

【40代 女性】
投資信託と株式を担保にしてFX取引ができるというのは斬新だと思います。チャンスの時に現金がすぐ用意できるとは限らないので、このようなサービスがあるとチャンスロスが減って良いと思います。

取引単位1,000通貨
取り扱い通貨ペア19通貨ペア
スマホアプリあり
スプレッド米ドル/円:スプレッド広告表示適用対象外
ユーロ/円:0.5銭~
ユーロ/米ドル:0.4pips
デモトレード×
金融商品取引業者登録:関東財務局長(金商)第61号
銀行代理業許可:関東財務局長(銀代)第8号
電子決済等代行業者登録:関東財務局長(電代)第18号

【SBI FXトレード】数少ない1通貨単位での取り引きに対応したFX会社

SBI FXトレード
SBI FXトレード
若松 貴英

【おすすめポイント】
・1通貨単位で取引できる
・取引単位によってスプレッドが変動し、100万通貨以下なら割安

SBI FXトレードは、業界でも数少ない「1通貨単位」での取引を可能にしたFX会社です。

1通貨であれば、米ドル/円(1ドル=140円と想定)も取引でもわずか140円から可能で、数万円単位の資金を用意できない初心者の方でもチャレンジできます。

さらに、注文数量に応じてスプレッドが変動するのも特徴です。たとえば米ドル/円なら100万通貨までなら「0.18銭」と、他社で0.2~0.3銭が多い中で抜きんでた狭さの設定になります。

取引金額とスプレッドの両方を抑えて取引するなら、SBI FXトレードはおすすめです。

【20代 男性】
SBI証券で個別株や投資信託をメインでやっているのですが、同じSBIの文字に惹かれて口座を開設しました。
大手のブランド力が合って安心ですし、何といっても1通貨単位で取引できるのがいいですね。
1,000通貨までのスプレッドは他社よりも更に安いですし、取り扱い通貨ペアも多いと、個人的には欠点が見つかりません。安定したレートの提供に努めてくれるので、約定力も高い印象です。

【30代 女性】
1通貨単位で取引できるので、初心者の人でも気軽に始められるのがメリットだと思います。
取引ツールがインストール型とWEB版、アプリの3つに分かれていて使い勝手の良いと感じるものを選べるのも良いですね。
あと、YouTubeの公式動画も情報収集に便利かと思います。最近は更新されていないので、もっとひんぱんに更新してくれたら嬉しいのですが。

取引単位1通貨
取り扱い通貨ペア34通貨ペア
スマホアプリあり
スプレッド米ドル/円:0.18銭~
ユーロ/円:0.48銭~
ユーロ/ドル:0.38pips~
デモトレード×
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2635号

スマホアプリで取引するのにおすすめなFX会社

FXといえばパソコン画面を複数台用意して、ひたすら分析とトレードを繰り返すようなイメージがありませんか?

実際にはスマホアプリだけで取引を全て完結させることができます。

ただし、スマホメインで取引するならスマホアプリの機能性や使い勝手が良いFX会社を選ぶことが鉄則です。

ここではスマホアプリの使い勝手でおすすめできるFX会社をご紹介します。

【FXブロードネット】100%信託保全で資産を安全に守ってくれるFX会社

FXブロードネット
FXブロードネット
若松 貴英

【おすすめポイント】
・レバレッジ・通貨単位などの異なるコースを選択できる
・100%信託保全によって投資資金が守られる

FXブロードネットは、レバレッジ・通貨単位などの異なるコースを選択できるFX会社です。

通常の10,000通貨での取引だけでなく1,000通貨単位での取引にも対応しており、資金力に応じた使い分けが可能になります。

さらに、安心の「100%信託保全」が採用されているのも特徴です。利用者から預かった証拠金は三井住友銀行の金銭信託口座に、FXブロードネットの自己資金とは区分して管理しているので、万が一の際も安心です。

【20代 女性】
100%信託保全でユーザーの資産を守ってくれるところに魅力を感じています、最近は破綻するFX会社のニュースをみて不安に感じていますが、FXブロードネットなら安心できそうです。

FXブロードネットは米ドル/円をはじめ、多くの通貨ペアのスプレッドが業界トップレベルの安さになっていると思う。
自分が調べたなかでは米ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円のスプレッドが狭く、自分は豪ドルでの取引をよくやるのでFXブロードネットに決めました。

取引単位1,000通貨
取り扱い通貨ペア24通貨ペア
スマホアプリ
スプレッド米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.5銭
デモトレード
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第244号

【アヴァトレード】メタトレーダーが使えるFX会社

若松 貴英

【おすすめポイント】
・世界で18万以上の口座数がある、世界中で親しまれたFX会社
・世界でもっとも親しまれたプラットフォーム「MT4」が使える

アヴァトレードは、世界で18万以上の口座を持つFX会社です。
世界中で展開する企業として、高品質なサービスを提供しています。

取引ツール関係が特に充実しており、世界中で愛されるプラットフォーム「MT4」を利用することもできます。

アヴァトレード独自のツール「Web Trader」はブラウザ上で操作することができ、面倒なインストールやダウンロードの手間なく取引を楽しめます。

取引に必要なマーケット情報や専門家の市場分析などの各種情報とテクニカル分析機能が充実しているほか、自分の好みに合わせたカスタマイズも可能です。

取り扱い通貨ペアは55種と、日本でトップクラスの取り扱い通貨ペア数を誇るヒロセ通商をさらに上回っています。

【30代 男性】
50種類以上の通貨ペアの取り扱いがある点に魅力を感じて口座登録しました。まだまだ初心者なので米ドル/円のようなメジャーな通貨ばかり取引していますが、ゆくゆくはマイナー通貨にもチャレンジしてみたいですね。
サポートも充実しているようで、遠隔ライブでサポートを受けられるというのは心強いです。

取引単位1,000通貨
取り扱い通貨ペア55通貨ペア
スマホアプリ
スプレッド
デモトレード
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1662号

短期売買(スキャルピング)可能なFX会社

短期売買(スキャルピング)可能なFX会社

FXの取引手法には数時間~1日単位の「デイトレード」や、数週間単位の「スイングトレード」などがありますが、それらと比較して中上級者向けといえる「スキャルピング」という手法もあります。

スキャルピングは最短なら数秒単位で売買を繰り返す手法であり、サーバーに負担をかけることから多くのFX会社で禁止されています。

スキャルピングにチャレンジしたいなら、これから紹介するような「スキャルピングOK」が明言されたFX会社がおすすめです。

【ヒロセ通商(LION FX)】スキャルピングOKのFX会社

ヒロセ通商(LION FX)
ヒロセ通商(LION FX)
若松 貴英

【おすすめポイント】
・公式でスキャルピングを公認している
・51通貨の取り扱いは国内トップクラス

ヒロセ通商では、公式で「スキャルピング公認」が明言されたFX会社です。

サーバーへの負担からスキャルピングを禁止、あるいは実質的に制限しているFX会社も多いですが、ヒロセ通商であれば安心して取引を行えます。

通貨ペアの豊富さでも群を抜いており、取り扱い通貨ペアは何と51通貨。20~30通貨ペアのFX会社が多いことを考えると、頭1つ抜けて多いラインナップといえます。

「スキャルピング」「マイナー通貨取引」など、中級者以上の方でも満足できるサービスを提供しているFX会社です。

取引単位1,000通貨
取り扱い通貨ペア51通貨ペア
スマホアプリあり
スプレッド米ドル/円:0.2銭~
ユーロ/円:0.4銭~
ユーロ/米ドル:0.3pips~
デモトレード
第一種金融商品取引業 近畿財務局長(金商)第41号

【FXプライムbyGMO】米ドル/円のスプレッドの狭さで業界トップクラス

FXプライムbyGMO

FXプライムbyGMO

若松 貴英

【おすすめポイント】
・米ドル/円が条件次第で業界最狭水準のスプレッドに
・自動売買のちょいトレも利用できる

FXプライムbyGMOはスキャルピングOKでありながら、スプレッドの狭さでも有力なFX会社です。

2022年9月からは外国為替保証金取引(FX)『選べる外貨』の米ドル/円のスプレッドを0.1銭 原則固定(例外あり※)で提供しており、これは他社の約半額という水準です。

またFXプライムbyGMOでは「ちょいトレFX」という自動売買のサービスも提供しており、裁量取引も自動売買も楽しみたい方におすすめです。

取引単位1,000通貨単位
取り扱い通貨ペア20通貨ペア
スマホアプリあり
スプレッド
米ドル/円:0.1銭(例外あり)
※1取引当たりの取引上限:10万通貨以下
1日当たりの新規取引数量上限:500万通貨以下
対象時間:午前9時~翌午前4時まで
ユーロ/円:0.8銭~
ユーロ/米ドル:0.6pips
デモトレード
金融商品取引業者、商品先物取引業者/登録番号:関東財務局長(金商)第259号

【JFX】MT4の分析ツールが使える

JFX
JFX
若松 貴英

【おすすめポイント】
・ヒロセ通商の子会社に当たるFX会社
・MT4の分析機能を利用できる

JFXはヒロセ通商の子会社にあたる企業で、元為替ディーラーで多くのトレーダーに支持される「小林芳彦」氏が代表を務めるFX会社です。

ヒロセ通商の子会社だけあって、JFXでもスキャルピングを公認しています。

さらに、「MT4」を使えるのがメリットです。発注やEA(自動売買プログラム)の運用はできないものの、MT4に搭載されている50種類以上のテクニカル指標を活用すれば、分析の幅が大きく向上するでしょう。

取引単位1,000通貨
取り扱い通貨ペア44通貨ペア
スマホアプリあり
スプレッド米ドル/円:0.2銭~
ユーロ/円:0.4銭~
ユーロ/米ドル:0.3pips~
デモトレード
金融商品取引業 関東財務局長(金商)第238号

デイトレードに向いたFX会社

デイトレードは、初心者がFXを始めるにあたって、最もおすすめできるトレード手法の1つです。

ポジションを翌日に持ち越さずに決済するため、夜間に相場の急変動があっても影響を受けにくいメリットがあります。

翌日にポジションを持ち越さないことでマイナススワップも発生せず、コストを気にせずに低金利通貨の買い取引ができるのも特長です。

ここでは数ある中からデイトレードにおすすめのFX会社をご紹介します。

【外為どっとコム】スマホアプリの性能が高く1,000通過単位で取引できる

外為どっとコム
外為どっとコム
若松 貴英

【おすすめポイント】
・「基礎から学べるFX情報・セミナー」が用意されている
・三ツ星評価の24時間サポートを提供

外為どっとコムは、初心者向けのセミナーやサポートが充実したFX会社です。

はじめてFXにチャレンジする方向けには「基礎から学べるFX情報・セミナー」が用意されており、サイト内の記事以外にセミナーや公式YouTubeで情報を発信しています。

サポート面では、HDI格付け調査三ツ星評価の24時間サポートを提供しているのが強みです。電話が難しい場合も、チャットボットから質問をぶつけることもできます。

当社は、世界最大のサポートサービス業界のメンバーシップ団体HDIの日本における拠点HDI-JapanによるHDI格付けベンチマークの「Webサポート」「問合せ窓口(電話)」において、4年連続最高ランクの三つ星を獲得したことをお知らせいたします。

引用元:HDI格付けベンチマーク「Webサポート」「問合せ窓口(電話)」で4年連続最高ランクの三つ星を獲得のお知らせ|外為どっとコム

通貨ペアも30種類と比較的多く、スウェーデンクローナ/円のようなマイナー通貨にも対応しています。

初心者から中級者以上の方まで、幅広くおすすめできるFX会社といえるでしょう。

【30代 男性】
外為どっとコムのいいところは、配信される情報の量と質がいいところですね。常に細心の情報を手に入れることができるので、口座開設して損はありません。またサポートサービスの質も高いので、FXの取引で分からないことばかり思い浮かんでくる人にこそおすすめできます。
自分も一度サポートサービスに問い合わせたことがありますが、とても丁寧に対応してもらえたと思っています。取引も1,000通貨から始められますし、総じて初心者向けのFX会社だと思います。

【40代 男性】
はじめて外為どっとコムでFXを始めた初心者ですが、同社のサポート対応が充実していて助かっています。
チャットやメールはもちろん、電話も24時間受付してくれるので、分からないことがあったときも非常に心強いです。

取引単位1,000通貨
取り扱い通貨ペア30通貨ペア
スマホアプリあり
スプレッド米ドル/円:0.2銭~
ユーロ/円:0.4銭~
ユーロ/米ドル:0.3pips~
デモトレード
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第262号/

【みんなのFX】裁量取引もシステムトレードも楽しめる

みんなのFX
みんなのFX
若松 貴英

【おすすめポイント】
・口座開設申込から最短1時間で取引開始できる
・同時口座開設すれば裁量取引もシステムトレードも両方を利用できる

みんなのFXは、業界最狭水準のスプレッドと高水準のスワップを実現したFX会社です。

口座開設が簡単に行えるのが魅力で、申込してから取引を開始するまで最短1時間で済ませることも可能になっています。

さらに、同時口座開設すれば「みんなのシストレ」「みんなのオプション」「みんなのコイン」などのサービスも並行して利用できます。

みんなのシストレの口座を開設すれば、優秀なストラテジーが自分に代わって24時間いつでも取引してくれて便利です。

【40代 男性】
みんなのFXは突出した特徴がない反面、さまざまな点で使い勝手が良いFX会社だと思っています。
「通貨ペアが31種類もある」「1,000通貨から取引できる」「スワップポイント・スプレッドの数値が優秀」と、基本性能がバランスよくまとまっている印象です。また、システムトレードやバイナリーオプションの取引にもチャレンジできるので、お金の使い道に幅ができるのもメリットだと思います。

取引単位1,000通貨
取り扱い通貨ペア29通貨ペア
スマホアプリ
スプレッド米ドル/円:0.2銭~
ユーロ/円:0.4銭~
ユーロ/米ドル:0.3pips~
デモトレード
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号

スワップポイントの運用に向いたFX会社

FXで利益を得る方法は、買値と売値の差額を得ることだけではありません。

高金利通貨を買って低金利通貨を売り、金利差調整分(スワップポイント)を毎日のように受け取ることもできます。

ただし、同じ通貨ペアでも毎日受け取れるスワップポイントは異なります。できるだけスワップポイントが大きなFX会社を選ぶことが、スワップポイント運用のコツです。

ここでは、安定的に高スワップを提供しているFX会社をご紹介します。

【LIGHT FX】業界最高水準のスワップポイントが設定されたFX会社

LIGHT FX
LIGHT FX
若松 貴英

【おすすめポイント】
・業界でも最高水準のスワップポイント
・人気のトレード分析ツール「Trading View」が使える

LIGHT FXは業界最高水準のスワップポイントを提供していることで知られるFX会社です。

いわゆる高金利通貨のスワップポイントで特に強く、メキシコペソ/円なら10Lotあたり151円、トルコリラ/円なら1Lotあたり26円と、業界最高水準を誇っています。

使いやすさが重視された取引ツールが利用できるのもメリットです。ストレスフリーなトレード分析ツール「Trading View」が選択できるだけでなく、直観的に操作しやすい取引画面になっています。

【20代 男性】
公式で「業界最高水準のスワップポイント」と書かれているとおり、スワップポイントの高さは業界トップクラスだと思います。スプレッドも米ドル/円で0.2銭と他社と同じくらい狭いので、裁量取引をしたい人ならおすすめできますね。長期投資でコツコツとスワップポイントを得るなら最高のFX会社ではないでしょうか。

取引単位1,000通貨
取り扱い通貨ペア29通貨ペア
スマホアプリ
スプレッド米ドル/円:0.2銭~
ユーロ/円:0.4銭~
ユーロ/米ドル:0.3pips~
デモトレード
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号

【松井証券 FX】1通貨から取引できる貴重なFX会社

松井証券 MATSUI FX
松井証券 FX
若松 貴英

【おすすめポイント】
・1通貨単位での取引が可能
・レバレッジ倍率を4種類から選択できる

松井証券は、1通貨単位で取引を始められるFX会社です。
米ドル/円なら140円程度(1ドル=140円と想定)で取引できるので、資金を多く用意できない初心者の方でも安心できます。

また、レバレッジ率を「1倍」「5倍」「10倍」「25倍」の4つから事前に選択できるのもメリットです。
「気が付いたら驚くほど高レバレッジになってしまったという事態を未然に防ぐことができ、取引スタイルによって柔軟にレバレッジを変更することもできます。

たとえばスワップポイント狙いでの長期運用なら安心の1倍に、短期トレードなら5倍や10倍を選ぶ、といった具合ですね。

【30代 男性】
自分が松井FXを選んだのは、「1通貨単位で取引できる」「スワップポイントが高い」という特徴が両立されていたからです。1通貨単位で取引できれば、金額単位でコツコツと積立してスワップポイントを得るのも簡単ですし、少しのお金しかない時でもFXにチャレンジできます。また、スワップポイントに関しては、少なくとも僕が「メキシコペソ/円」を比較した時にはLIGHT FXやLION FXと並んでトップクラスの高さでした。通貨ペアが20種類と少なめな点はネックに感じますが、米ドル/円をはじめとしたメジャー通貨に絞った取引をしていればデメリットには感じません。

取引単位1通貨
取り扱い通貨ペア20通貨ペア
スマホアプリあり
スプレッド米ドル/円:0.2銭~
ユーロ/円:0.5銭~
ユーロ/米ドル:0.4pips~
デモトレード△(機能に制限がある)
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第164号

自動売買が利用できるおすすめFX会社

裁量取引で大きな失敗を出してしまった人や、どうしても裁量取引で上手く利益を得られないという人は、自動売買取引を始めるというのも選択肢の1つです。

自動売買は事前の設定に従ってコンピュータが自動的に取引をしてくれるため、トレーダーに求められる知識が少なくて済みます。

ただ、中には詐欺まがいのツールもあり、信頼できる業者が提供しているツールを選ぶことが重要です。

今回は信頼と実績が十分で、かつ初心者にもおすすめの自動売買を提供しているFX会社を解説しましょう。

【インヴァスト証券】初心者でも簡単「トライオートFX」

インヴァスト証券
インヴァスト証券
若松 貴英

【おすすめポイント】
・ロジックを選ぶだけで自動売買が始められる
・1社で2つの自動売買を展開

インヴァスト証券は、1社で2つの自動売買ツールを提供しているFX会社です。

「トライオートFX」はリストから選ぶだけのかんたん設定で自動売買にチャレンジすることができます。
面倒な設定は不要で、好成績のプログラムを選ぶだけなので誰でも簡単に自動売買を始めることが可能です。

世界に1つだけのオリジナル自動売買を作ることもでき、初心者にも上級者にも向いているサービスといえます。

一方の「マイメイト」は、AIを選んで取引を任せるタイプの自動売買として注目が集まっています。

【20代 女性】
自動売買と聞いて難しい印象を持っていたのですが、トライオートFXでは選ぶだけで始めることができたので、とても簡単でした。

取引単位5,000通貨~
取り扱い通貨ペア16通貨ペア
スマホアプリあり
スプレッド変動制
デモトレード×
金融商品取引業者 登録番号/関東財務局長(金商)第26号

【マネースクエア】リピート系注文のマネースクエアを展開

マネースクェア
マネースクエア
若松 貴英

【おすすめポイント】
・リピート系注文のパイオニア「トラリピ」を展開
・トラリピでは「範囲」を予想して自動売買ができる

マネースクエアは、自動売買の「トラリピ」を展開するFX会社です。

トラリピはリピート系自動売買のパイオニアとも呼ばれる存在で、ユーザーが決めた価格帯の中でトラリピが自動売買を繰り返してくれます。

トラリピの特徴は、相場の「範囲」を予想すれば良いという点。相場の動きをピンポイントで予測する必要はなく、相場の分析に時間をかけなくても自動売買を始めることが可能です。

【30代 男性】
範囲を選ぶだけで自動的に売買してくれるので、分析にそこまで時間をかける必要がありません。ハーフ&ハーフで上半分に売りのトラリピ、下半分に買いのトラリピを仕掛ける戦略を使うことができ、うまく応用することで必要資金を低めに抑えることもできるようです。

取引単位1,000通貨
取り扱い通貨ペア15通貨ペア
スマホアプリあり
スプレッド非表示
デモトレード×
金融商品取引業 関東財務局長(金商)第2797号

【外為オンライン】自動売買とデモトレードの両方を使える

外為オンライン
外為オンライン
若松 貴英

【おすすめポイント】
・自動売買ツール「iサイクル2取引」を提供
・自動売買を提供しているFX会社でありながらデモトレードを利用できる

外為オンラインは「iサイクル2取引」という自動売買を提供しており、チャート分析の時間がない方や分析精度の低い初心者の方でも取引を楽しめます。

さらに、自動売買を提供している会社としては珍しく、デモトレードも実施しています。資金を使わずにiサイクル2取引を体験できるので、「自動売買をとりあえず体験したい」という方にもおすすめです。

【20代 男性】
新卒で入った会社が忙しすぎて、平日に自宅にいれるのは寝ている時間だけです。
そんな生活ではFXも個別株も無理かな、と諦めていたのですが、外為オンラインのiサイクル2取引を始めてからはFX取引に参加することができています。レンジを外れて相場が大きく動いた場合でも自動で追従してくれるので、24時間すべて利益を得るチャンスタイムに変わった感じです。

取引単位1,000通貨
取り扱い通貨ペア26通貨ペア
スマホアプリ
スプレッド米ドル/円:0.9銭
デモトレード
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第262号

株やバイナリーオプションもやりたい人向けのおすすめFX会社

FX会社の多くはFX専門でサービスを提供していますが、それ以外のサービスを提供している会社もあります。

1つのFX会社で複数のサービスを利用できることで、口座を新しく解説しなくても1社で完結できるのは魅力的でしょう。

ここでは、FX以外のサービスも扱っているFX会社をいくつか見てみましょう。

【IG証券】FX以外に「ノックアウトオプション」も利用できる

若松 貴英

【おすすめポイント】
・通貨ペアが約100種類と非常に豊富
・IG証券独自の「ノックアウトオプション」も取引できる

IG証券は、世界15ヵ国以上のトレーダーに愛されている証券会社です。

イギリスで「個人貯蓄証券口座(ISA)ベストプロバイダー受賞」「ベスト・カスタマーサービス受賞」など数々の賞に輝いていることからも、FX会社として支持を集めている事が分かります。

さらに、IG証券ならではの「ノックアウトオプション」ではCFDのように外国為替や世界の株価指数、商品(コモディティ)を取引することができ、損失リスク許容レベルに応じてオプション料が増減するという仕組みも併せ持っています。

さらに「株式CFD」「商品CFD」「債券先物CFD」「株価指数CFD」にも対応しており、FXやオプションと組み合わせることで取引の幅が広がるでしょう。

【40代 男性】
IG証券はFXもCFDもどちらも扱っているのが素晴らしいですね。為替と株式の両方の値動きを見ながら、上昇局面・円安でも下落局面・円高でも利益を狙うことができています。
まだノックアウトオプションにはチャレンジしていませんが、今後少しずつ試していきたいですね。

取引単位10,000通貨
取り扱い通貨ペア約100通貨ペア
スマホアプリあり
スプレッド非表示
デモトレード
金融商品取引業 関東財務局長(金商)第255号 商品先物取引業
加入:日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 会員番号1168 日本商品先物取引協会

【利用前に確認】FX口座開設の具体的な手順

FX口座開設の具体的な手順

スムーズにFX口座を開設するなら、必要な書類を事前に用意したうえで、手続きの手順を事前に把握しておくことがおすすめです。

具体的な手続きの流れはFX会社ごとに異なりますが、おおまかな流れは共通しています。

ここではFX会社で口座を開設する基本的な流れをみておきましょう。

  1. FXに挑む前に基本的な勉強は欠かさない
  2. 公式サイトから申し込み
  3. 必要書類の提出
  4. 審査
  5. 証拠金の入金
  6. 取引スタート

1.FXに挑む前に基本的な勉強は欠かさない

FXに興味を持ったら、ぶっつけ本番で始めることは避け、できる限り勉強をしてから始めるようにしましょう。

FXの勉強が必須である理由は以下の2つです。

  • 勉強しないと資金を失う恐れがある
  • 知識を身につければ何度も利益を得るチャンスが巡ってくる

FXは「レバレッジ」という仕組みがあり、少額の資金でも最大25倍の取引をすることが可能です。

ビギナーズラックで大きな利益を得る可能性もあるかもしれませんが、それでは再現性がありません。

逆に、失敗することで投入した自己資金の大部分を失う可能性もあります。

せっかくFXで利益を取ろうとしているのに、資産を失ってしまっては本末転倒でしょう。

  • FXで損をしないための損切り方法
  • FX管理の注文・決済方法
  • チャート分析の基本的な方法

このあたりを勉強しておかないと、大損失を招いて即退場、という事態にもなりかねません。

2.公式サイトから虚偽の申告をせず正直に申し込む

FX会社の公式サイトには、専用の口座開設申し込みフォームがあります。
そこで必要事項を入力することが、FX口座開設の第一歩です。

氏名・住所・電話番号などの個人情報のほか、資産額や投資経験なども質問を受けます。

投資経験が全くないからといって審査に落ちると決まったわけではありません。虚偽の申告をせず、現状を正しく申告しましょう。

3.「本人確認書類」「マイナンバー確認書類」の2点の必要書類を提出する

本人情報の入力が完了したら、次は必要書類の提出に移ります。

FX会社に指示された書類をWEBにアップロードするだけなので、さほど難しいことはありません。

提出するべき書類は大きく分けて「本人確認書類」「マイナンバー確認書類」の2つです。

【本人確認書類】
・運転免許証
・個人番号カード(マイナンバーカード)
・パスポート
・在留カード
・特別永住者証明書 など
※顔写真がない書類は2点の提出が必要な場合がある
・健康保険証
・住民票の写し
・印鑑登録証明書 など

【マイナンバー確認書類】
・個人番号カード(マイナンバーカード)
・マイナンバー通知カード
・個人番号が記載された住民票の写し など

4.FX会社による審査が実施される

申し込み情報と本人確認書類・マイナンバーの提出が終わったあとは、FX会社による審査が行われます。

カードローンや住宅ローンのような「落すための審査」ではないので、過度に心配する必要はありません。

無事に通過すれば、FXの取引システムにログインするためのIDとパスワードがメールで送られるので、大切に記録しておきましょう。

なお、郵送でID・パスワードを受け取ることもできますが、本人確認の方法次第ではWEBですぐにログイン情報を受け取れることも少なくありません。

すぐに取引を始めたい方はWEBでログイン情報を教えてもらえる方法で本人確認を行いましょう。

5.審査合格後、FXシステムにログインし日本円で証拠金を入金する

ログインすることができたら、取引のための準備にとりかかりましょう。具体的には、取引用の資金として日本円を入金する必要があります。

入金方法はFX会社によってさまざまですが、「クイック入金」という方法なら、振込手数料がかからずに即座に入金が完了します。

大手銀行やネット銀行の多くでクイック入金に対応していますが、万が一自身の口座がクイック入金に対応していない場合、対応している口座を開設しておくと今後の取引がスムーズになります。

6.入金した金額が「証拠金余力」に反映され、取引スタートが可能になる

入金した金額が「証拠金余力」に反映されれば、いよいよトレードを始めることができます。

「どの通貨ペアでトレードするか」
「買いでエントリーするか、売りでエントリーするか」

随時発信されるニュース・経済情報や、チャートの動きをチェックしてトレード方法を決め、取引をしてみましょう。

FX口座の選び方の流れ

FX口座の選び方の流れ

冒頭でおすすめのFX口座をいくつか紹介しましたが、それぞれの会社で特徴や強みが異なります。

効率良くFXで利益を出すなら、自分のトレードスタイルに合ったFX会社を選ぶことが重要です。

ここではFX口座を1社に絞り切れない初心者の方に向けて、FX口座の選び方の流れ・コツをご紹介します。

・必要資金の目安を決める
・自分にとっての「重点ポイント」を決める
・デモトレードで徹底的に練習する

レバレッジ設定倍数などから必要資金の目安を決める

FX会社ごとに「取引単位」が異なり、取引単位によって必要な自己資金が変わります。

まずは「自分がどれくらいの資金を用意できるのか」を考えてみましょう。それによって口座開設できるFX会社が絞られてきます。

また、レバレッジを何倍に設定するかによっても用意すべき資金は変わります。
国内のFX会社なら最大25倍まで設定できますが、初心者は2~5倍程度に抑えることをおすすめします。

レバレッジ5倍でドル円の取引をしたい場合、取引通貨数ごとに必要になる自己資金は以下のとおりです。

通貨単位必要な資金の目安
1通貨単位のFX会社28円
1,000通貨単位のFX会社28,000円
10,000通貨単位のFX会社280,000円
※1米ドル=140円で想定

自分にとっての「重点ポイント」を決める

FX会社はそれぞれメリット・デメリットがあり、「完ぺきなFX会社」というものは存在しません。

FX会社を1社に絞るなら、FX取引で「何を重視」するかを決めておくのが大切になります。

中でも初心者の方が注目しておきたいのが、以下のポイントです。

・取引コストが安いこと
・約定力がしっかりしていること
・会社の信頼(ブランド)がしっかりしていること

取引コストを重視するなら、取引した通貨ペアの「スプレッド」を比較して、0.1銭でも安い会社を選ぶと良いでしょう。

約定力や信頼性は公式サイトでは分からない部分も大きいので、ネットやSNSでの口コミ・評判も参考にしてみることをおすすめします。

すぐに本番に挑まず、デモトレードで徹底的に練習する

口座開設した後、すぐに入金して本番の取引に臨むことはできます。

ただ、知識や経験がない状態で始めると、大損してしまう可能性だけがあるだけでなく、「なぜ大損したのか」ということも分かりません。

まずは、デモトレードを利用して、徹底的にトレードの練習をしてみましょう。

【デモトレード・デモ口座とは】
FX会社が無料で提供している、「仮想のお金を利用してFXの取引を体験できるサービス」のこと。
ユーザー自身のリアルマネーは使わないので、損失リスクなしで実際のトレードに参加できる。

本や動画などで勉強したチャート分析をしてみて、結果がどうなったかを記録していくのがおすすめです。

チャート分析の結果が想定と異なった場合は、「なぜ想定通りにならなかったのか」という原因を究明していくと分析の精度が向上するでしょう。

デモトレードの画面では実際のお金を使ったリアルトレードを行わないだけで、取引自体は本番と何ら変わりません。

緊張感のある取引でチャート分析の精度やリスクコントロールを学び、勝率が上がったことを実感してから本番にチャレンジすると良いでしょう。

FXの口座開設で必要になる書類は「メールアドレス」「マイナンバー確認書類」「本人確認書類」の3つ

FXで口座を作成する際は、申し込むだけでなく、FX会社が指定する必要書類を提出する必要があります。

口座開設の手続きを始めた後に揃え始めると時間的なロスが大きすぎるため、事前に必要書類を把握しておきましょう。

具体的に必要になる書類・情報は以下のとおりです。

  • メールアドレス
  • マイナンバー確認書類
  • 本人確認書類

口座開設するのに必要になる情報として、まず「メールアドレス」があります。
スマホや携帯電話のキャリアメールでなくても、Yahoo!メールやGmailといったフリーメールで構いません。

続いて、マイナンバー確認書類も用意しましょう。

マイナンバーカード(個人番号カード)があれば問題ありませんが、なければ「通知カード」「個人番号付きの住民票の写し」でも構いません。

加えて、本人確認書類も必要です。

顔写真付きの書類なら1枚を提出するだけでOKですが、顔写真がない場合は追加の書類提出を求められることもあります。

【本人確認書類の一例】
運転免許証
マイナンバーカード
在留カード
パスポート
住民基本台帳カード など

マイナンバーカードがあれば、本人確認書類としてもマイナンバー確認書類としても使えるので便利です。

健康保険証としても利用でき、ゆくゆくは運転免許証との統合の話もあります。

FX口座開設までにマイナンバーカードを作っておくと、手続きがスムーズに進められるので、今のうちに作っておいてはいかがでしょうか。

FX取引で初心者におすすめの通貨ペアは?

FX取引では「円を売って米ドルを買う」といったように、通貨を組み合わせて取引を行います。

2つの異なる通貨を売買することで利益を狙うので、「米ドルだけ買う」「日本円だけ売る」といった一方通行の取引にはなりません。

また、ひとくちに通貨ペアといっても、その組み合わせはさまざまです。

「米ドル」「ユーロ」といった多くの人が知っている通貨もあれば「フォリント」「クローナ」といった、マイナーな通貨を使ったペアも存在します。

では、初心者の方におすすめの通貨ペアは、どのペアなのでしょうか。

初心者の方におすすめできるのは、以下の3つの通貨ペアです。

【初心者の方におすすめできる通貨ペア3選】
・米ドル/円
・ユーロ/円
・ユーロ/米ドル

初心者の方におすすめの通貨ペアは、何といっても「米ドル/円」でしょう。

世界でもっとも取引されている米ドルと、アジアで最高クラスの流動性を誇る日本円という、鉄板の組み合わせです。

毎日のテレビニュースでも米ドル・円の為替レートが放送されており、情報の入手には苦労しません。

また「ユーロ/米ドル」は世界でもっとも取引されている通貨ペアです。

上記の3つはいずれも流動性が高く、取引したいタイミングですぐに売買をすることができるでしょう。

FX口座選びでチェックするべきポイント

FX口座選びでチェックするべきポイント

いくつかの候補に絞り込めたら、次はそれぞれのサービスを比較して検討を進めましょう。

これから紹介するポイントを比較するとFX会社ごとの違いが明確になるので、より自分の好みに合ったFX会社を絞り込みやすくなるでしょう。

・最小取引単位
・取引するうえで必要なコスト(スプレッド)
・スワップポイント
・デモトレードの有無
・取引ツール
・FXを学習できる環境があるかどうか
・しっかりした「約定力」があるか
・金融庁から認可が降りている正規の業者か

最小取引単位は「1,000通貨以下」がおすすめ

FX会社を選ぶのに重要な要素になるのが、最小取引単位です。
日本のFX会社の場合、最小取引単位が以下のように分かれています。

・1通貨単位
・1,000通貨単位
・10,000通貨単位

初心者におすすめなのは1,000通貨以下で取引できるFX会社です。

10,000通貨単位で取引できるFXの場合、レバレッジ25倍を利かせても1ドル=140円の米ドル/円を取引するのに約56,000円が必要です。

1,000通貨単位なら同じ条件で約5,600円、レバレッジ10倍に抑えても約114,000円あればトレードを開始できます。

トレードを始めるにあたって必要になる自己資金のハードルがぐっと低くなるので、初めてなら1,000通貨単位を目安にFX会社を選ぶと良いでしょう。

取引するうえで必要なコスト(スプレッド)が少しでも狭い先がおすすめ

FX会社では、ほとんどの場合「取引手数料が無料」とアピールしています。ただし、実質的な手数料として、買値と売値の差額である「スプレッド」の負担が必要です。

取引のたびに必ず負担することになる実質的な手数料であり、わずかでもスプレッドの差が狭いFX会社がおすすめです。

もしA社とB社でスプレッドに0.2銭の差がある場合、1万通貨の取引なら約20円のコスト差が発生します。
何度も取引を繰り返すうち、取り返しのつかない大きな差になることも考えられるのです。

自身がメインで取引したい通貨ペアに対して、もっとも狭いスプレッドを提供しているFX会社が有力な候補になるでしょう。

通貨ペアのスワップポイントを比較し、大きなポイントが設定されたFX会社が狙い目

スワップポイントは、「長期でポジションを保有するトレード方法」を希望する方によっては必須といえる比較ポイントです。

【スワップポイント】
通貨ペア同士の金利差のこと

保有している通貨ペアの金利差に応じて、毎日スワップポイントが得られます。

通貨ペアの金利差が大きいほど得られるポイントも大きくなるので、金利が高い通貨(メキシコペソ、南アフリカランドなど)と低金利通貨(日本円)の組み合わせに人気があります。

また、同じ通貨ペアであっても設定されるスワップポイントは各社で異なります。

長期で保有したい通貨ペアのスワップポイントを比較し、大きなポイントが設定されたFX会社が開設候補になるでしょう。

ただし、スワップポイントは保有してから日をまたがないと付与されません。

よって、毎日ポジションを解消する「スキャルピング」「デイトレード」を行う人は加味する必要がありません。

仮想のお金で本番のシステムを使える「デモトレード」の有無を確認する

FX会社によっては、無料でFXトレードを体験できる「デモトレード」が用意されている場合があります。

仮想のお金で本番のシステムを使えるため、取引に失敗しても自分のお金を失う心配はありません。

初心者がいきなり本番で取引するのはリスクが高いため、デモトレードで取引の雰囲気やツールの使い方に慣れておくと良いでしょう。

どのFX会社でもデモトレードを利用できるわけではありませんが、提供されていれば積極的に活用したいところです。
ただ、デモトレードで勝てた=本番でも絶対に勝てるわけではない、という点には注意しましょう。

デモでは自分のお金を使わないので、安心してハイレバレッジにチャレンジできます。ビギナーズラックで大勝ちすることもあるでしょう。

その大勝ちのイメージのままで本番に臨んでしまうと、取り返せないほど大きな損失になる可能性も否定できません。

デモトレードで勝ったとしてもすぐに全額を本番に投入するのではなく、本番の時間とデモの時間を7:3くらいから始めることをおすすめします。

「取引ツール」は可能であれば一度使って確認してみる

取引ツールの使いやすさも、FX会社を決めるうえで重要な比較ポイントです。

FX会社では各社で独自のFXツールを提供しており、特徴が異なります。

取引ツールの使い勝手はそれぞれのツールで異なるので、可能であれば一度使って確認してみることをおすすめします。

たとえば「バーチャルマネーで取引できるデモ口座」を開設できるFX会社であれば、無料で取引ツールを利用可能です。

FXを学習できる環境があるかどうか

FX初心者は上級者と比較して知識・経験が不足しているため、がむしゃらに取引しても失敗して大損する可能性もあります。

少しでも損失を減らして利益を獲得するには、毎日の勉強が欠かせません。

FX口座のなかには独自の動画セミナーや情報コンテンツの発信を行っているケースがあります。

たとえば松井証券FXでは「~ひろこ先生が教える はじめてのFX~」と題して、FXの基礎知識を動画で配信しています。

文字だけでなく動画で学習できるので、効率良く覚えることができるでしょう。

また、「外為どっとコム」では、「マネ育チャンネル」という情報サイトを運営しています。
初心者向けの基礎知識、直近の相場の見通しなどを解説してくれる、初心者の強い味方です。

こうしたサービスを利用することでFXの知識が身に付き、だんだんと勝率を上げることができるでしょう。

しっかりした「約定力」があるか

FX口座を選ぶ際は、「約定力が強いか否か」という点をしっかりチェックしておきましょう。

約定力が強いFX会社では「スリッページ」が発生しにくく、希望した価格で売買できる可能性が高くなります。

【スリッページとは】
マーケットの状況によって、注文時の画面に表示された価格(注文レート)と、約定した価格(約定レート)が異なってしまう現象のこと。
「滑る」と表現される場合もあります。

【スリッページの例】
100.00円で売り注文を出したのに、実際の売却価格は99.9円になってしまった。

約定力が弱いFX会社の場合、注文がサーバーに到着するのが遅く、注文内容と実際の取引結果が異なる場合があります。

ユーザーにとって不利な価格で約定されてしまうことが何度も発生すると、大きな利益ロスにつながる可能性もあるでしょう。

1回ごとの取引で損をしないよう、約定力の強いFX会社を探すのがおすすめです。

金融庁から認可が降りている正規の業者か

FX会社には大きく分けて、「金融庁から認可を受けた会社」「金融庁から認可を受けていない会社」があります。

もちろん、おすすめは「金融庁から認可を受けたFX会社」です。

金融庁の認可を受けていない会社は安全基準を満たしていない可能性があり、海外のFX会社では無許可で運営しているケースもあるかもしれません。

実際、金融庁からも注意喚起が促されています。

金融商品取引法に基づく登録を受けていない海外所在業者が、インターネットに日本語ホームページを開設する等により、外国為替証拠金取引(FX取引)や有価証券投資等の勧誘を行っている例が見受けられます。
また最近、海外所在の無登録業者とバイナリーオプション取引を行い、出金に応じてもらえないなどのトラブルになっている例も見られます。

引用元:金融庁|無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください

無許可のFX会社では「出金できない」といったトラブルに巻き込まれることが懸念されます。

必ず金融庁の認可を受けたFX会社を選ぶようにしましょう。

FX会社が金融庁の登録を受けているか否かは、以下のページで確認することができます。

【関連リンク】金融庁|許・許可・登録等を受けている業者一覧

なお、注意したい点として「外資系のFX会社=危険」というわけではない、ということがあります。

外資系でも金融庁からの許可を得て運営している会社に関しては安全性が高く、安心して利用できるでしょう。

初心者が勉強できるセミナーが充実しているか

まだFXの取引スキルに自信がない場合、FX会社が初心者向けの情報を豊富に用意してくれているかも確認しましょう。

FXの初心者が中級者・上級者のレベルに達するには「本番のトレードにどんどんチャレンジする」ということも大事ですが、座学の部分も非常に大切になってきます。

FX会社のなかには、初心者向けの動画セミナーやコラムを積極的に配信している企業も少なくありません。

たとえば「外為どっとコム」では「もっと学ぶFX」というページにて、ほぼ毎日配信されるセミナー情報一覧を確認することができます。

外為どっとコムのセミナーは外為どっとコム総合研究所の研究員をはじめとしたプロが解説してくれ、オンライン視聴にも対応しています。

オフラインのセミナーに参加する時間がない人でも、自宅にいながら気軽にセミナーを視聴できます。

初心者が知識を身につけるなら、このような「至れり尽くせり」の情報提供をしてくれるFX会社がおすすめです。

FXの取引でよくある失敗例

FXの取引でよくある失敗例

「FXは難しい」
「初心者はFXで損するだけ」

このようなマイナスイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか?

FXは金融商品ですから、もちろん損失を出す可能性はあります。
ただ、初心者がやってしまいがちな大きなミスをなくすことができれば、利益を出せる可能性は十分にあります。

ここでは、FXの取引で初心者の方がやってしまいがちな失敗例について解説します。

思い込みだけで取引してしまう

FXに限ったことではありませんが、自分のお金を投じて投資・トレードをする以上は、チャートを分析して得た根拠に基づいて取引を行いましょう。

勘で取引して成功する「ビギナーズラック」もありますが、長くは続きません。根拠のない取引ではいつか大損して退場(取引を引退すること)につながるかもしれません。

初心者だからこそ、勘や願望ではなく、チャートを分析した結果に基づいた取引を行いましょう。

デモからいきなり本番に切り替える

初心者の方のなかで「デモトレード」を利用する人もいるでしょう。仮想のお金で本番同様の取引が体験できるので、練習としては最適です。

ただ、よくある失敗として「デモトレードからいきなり本番に切り替える」ということも良く指摘されます。

デモトレードでは自分のお金を使わないので、無茶なレバレッジで取引をしてしまいがちです。そのイメージのまま本番を迎え、失敗すると手痛い損失になってしまいます。

いきなり全額を本番の取引に投入せず、一部はデモトレードに残しておくことをおすすめします。

最初は取引時間の7~8割をデモトレードに費やし、徐々に本番の比率を増やす方が失敗は少ないでしょう。

取引数量やレバレッジが身の丈に合っていない

FX初心者がよくやってしまう失敗として、「取引数量を大きくしてしまう」というものがあります。

初心者に限った話ではありませんが、大きな利益を狙って身の丈に合わない数量で取引すると失敗した場合に取り返しのつかないほどの損失になりかねません。

レバレッジが身の丈に合っていないのも同様です。レバレッジをかければ最大で資金の25倍の取引ができますが、その分だけ値動きするリスクがあります

少し値動きしただけで証拠金維持率が既定のパーセントを割ってしまい、ロスカットになってしまうこともあるかもしれません。

初心者のうちは取引数量やレバレッジを抑え、慣れてきてから徐々に上げていくことをおすすめします。

損切りをせずに根拠のない回復を狙う

FXに限らず、投資やトレードの世界で長く生き残るには「損切り」が肝心です。初心者の場合は損失が確定することを恐れ、分析せずに「もう少し待てば回復するかもしれない」という期待から放置してしまうことがあります。

その結果、さらに値下がりして損失が拡大したり、ロスカットになったりすることもあるのです。

長く持ち続けたことで損失が大きくなるばかりか、損切りしていれば新しい取引で利益を狙えたタイミングでも、資金がないことで指をくわえて見ているしかできなくなります。

初心者のうちは「〇%の含み損が出たら損切りする」とルールを決め、それに従って機械的な損切りを実行しましょう。

損失を確定させるのは怖いものですが、ロスカットや追証になってしまうよりは金銭的なダメージはかなりマシです。傷が浅いうちなら挽回のチャンスもあります。

ポジションを持ったまま放置してしまい、強制ロスカットなどを発生させる

短期トレードなのに長期間無視して放置するのは危険です。ポジションを持つということは、値動き次第でロスカットや追証になるリスクがあることを意味しています。

急激に値下がりして強制ロスカットになったり、スワップポイントがマイナスになって含み損になっていたりと、気付いた時にはトラブルに発展している可能性もあります。

ポジションを持ったら、たとえ自動売買でも資産額や証拠金維持率を確認し、問題があれば即座に損切りできるように心の準備をしておきましょう。

FXで利益を得るためのコツ・ポイント

初心者の方がFXを始め、利益を得るためにはいくつかのコツ・ポイントを理解する必要があります。

ここではFXを始めたばかりの人が損失を最小限に留め、利益を得るためのコツ・ポイントをご紹介します。

損切りラインを設定し、徹底的に守る

FXの初心者が取引を始める際、まず徹底してもらいたいことが「損切りラインの設定です。

【損切りラインとは】
購入した通貨ペアが値下がりした場合、損失を確定させるラインのこと

「損切り」は、自分から損失を確定させることです。

含み損になっていたポジションを決済し、損失として確定させた上で次の取引に進むことになります。

この「損切り」が、読んでいる分には簡単でも、実際に行うのは非常に勇気がいります。

自分が損をすることが確定してしまうことを嫌い、「このまま持っていて回復するまで待とう」と考えてしまうことも少なくありません。

ただし、「回復する」という点に根拠がないと、含み損はどんどん広がってしまいます。そのまま下落し続けて最後は強制ロスカットになってしまうでしょう。

一方、損切りすれば損失は確定しますが、それ以上含み損が広がることはありません。

売却した分は拘束されていた自己資金が戻ってくるため、次の売買チャンスで利益を得ることも可能です。
ただ、その場で損切りのタイミングを決めるのは難しいもの。

そこで、「このラインを割ったら自動的に損切りしよう」と事前に決めておくことが大切になります。

損切りラインはトレーダーによってもさまざまですが、最初は「入金額の2%の損失を抱えたら損切り」というラインを設定するのがおすすめです。

トレードは毎回必ず振り返って分析する

損切りを徹底するだけでなく、トレードの結果を毎回振り返ることも上達には不可欠です。

トレードは「利益を出した」「損失を出した」のいずれかの結果につながりますが、その結果に至る原因があります。

「なぜ今回は大勝ちできたのか」

「なぜ今回は損切りすることになってしまったのか」

このように、成功・失敗の原因を分析してメモで記録に残すことが重要です。

実際のトレードで得た情報は、市販された書籍やYouTuberの動画よりもリアルな教材になり、自身のトレードスキル向上につながります。

チャートの形が前回のトレードで成功(失敗)した時と似た形であれば再び利益を得ることも、反省を活かして損失を回避することもできるでしょう。

FXをするなら覚えておきたい専門用語

いざFXを始めようと調べてみたら、「専門用語が分からなくて困った……」という経験はありませんか?

FXでは株式投資や投資信託の長期投資では馴染みのない専門用語を使うことも多く、意味が分かっていないと取引結果に悪影響を与える場合もあります。

初心者の方はデモトレードや本番の取引を始める前に、専門用語を1つでも多く把握しておきましょう。

ここでは、FXでよく登場する専門用語の意味について紹介します。

「レバレッジ」とは「証拠金」の差し入れで手持資金以上の取引が可能になる仕組みのこと

レバレッジを直訳すると、「てこの原理」ですが、金融業界でレバレッジと呼ぶ場合は、借り入れを利用することで、自己資金のリターン(収益)を高めることです。

FXにおいては、担保となる保証金(証拠金)を差し入れることで、最大25倍の金額を取引することができます。

通常の両替などであれば10万円分の日本円を用意しても10万円分の外貨しか取引できませんが、FXで10倍のレバレッジを効かせた場合は100万円分の取引が可能になります。

成功すれば大きな利益を得ることができますが、もし失敗したときには大きな損失を出す可能性もある点に注意が必要です。

「ロスカット」とは損失が一定以上に達したときにポジションが強制決済されるシステムのこと

ロスカットとは、損失が一定以上に達したときにポジションが強制決済されるシステムのことです。

トレーダーが損をするシステムのようにも感じますが、トレーダーの資産を守るために導入されています。

もしロスカットの仕組みがないと、預けた証拠金を全額失うだけでなく、追加でお金を払わなければいけないこともあります。

ロスカットが発生すると損失は確定するものの、原則として最低限の資金は残されます。資金の大半を失うことにはなりますが、借金を背負うことなく取引を完了させることができるでしょう。

ただし、相場があまりにも急激な変動をしたケースでは、預けた保証金以上の損失が発生する可能性もあります。

「スプレッド」とはFXにおける「売値」「買値」の価格差のこと

スプレッドとは、FXにおける「売値」「買値」の価格差のことです。

FXを取引する会社によって、それぞれの通貨ペアごとにスプレッドが独自に決められています。

たとえば「BID(売)=100.0000」「ASK(買)=100.0020」となっていた場合、スプレッドは0.2銭ということです。

スプレッドはFXにかかる実質的な手数料であり、「手数料が無料」を売りにしているFX会社でもスプレッドの負担は必要です。

1往復にかかるスプレッドが少なければ少ないほど、長期的にみてコストが安くなるため、取引したい通貨ペアのスプレッドが少しでも安い(狭い)FX会社を探しましょう。

スワップポイント」とは2通貨間の金利差のこと

スワップポイントは、2通貨間の金利差のことです。

一般的には「低金利通貨を売る」「高金利通貨を買う」という取引を行って翌日にポジションを持ち越す(ロールオーバー)をすると、スワップポイントを受け取ることができます。

たとえば「米ドル/円」の通貨ペアで買いの建玉を保有する場合、米ドル金利を受け取る一方、円金利を支払うことになります。この金利差に相当する金額のことをスワップポイントと呼びます。

逆に、「低金利通貨を買う」「高金利通貨を売る」という取引をしてロールオーバーした場合、スワップポイントを支払うことになるので注意が必要です。

また、実際に受け取れるスワップポイントは毎日変動します、

米ドル・円のどちらかの金利が動けばその金利差も変動するので、日々付与されるスワップポイントも変動するということです。

「ドローダウン」とは保有資産の下落率のこと

ドローダウンとは、保有資産の下落率のことです。主にパーセントで表すことから、「下落率」とも呼ばれます。

特定の期間で発生したドローダウンの中でも、最も値が大きいものが「最大ドローダウン」です。

ドローダウンは以下の式で計算できます。

ドローダウン(%)=損失額÷資金×100

仮に100万円の資金が70万円に減少し、120万円まで増加したあと100万円に戻ったとしましょう。

資金が100万円から70万円に推移した時点でのドローダウンの計算式は、以下の通りです。

(100万円-70万円)÷100万円×100

つまり上記のケースでのドローダウンは30%です。

ドローダウンは、自動売買のEAを選ぶ際に役に立ちます。

EAを選ぶ際に最大ドローダウンの数値を確認すれば、自動売買を行って失敗した際の最大の損失額を予測することができるでしょう。

FXをするなら覚えておきたい「確定申告」

FXをするなら覚えておきたい「確定申告」

FXで利益を出した場合、確定申告が必要になります、

【確定申告とは】
前年度1月1日〜12月31日の所得を計上し、納めるべき所得税の金額を計算する手続きのこと

提出期間は毎年2月16日から3月15日までの約1ヶ月で、「土曜・日曜・国民の祝日・休日」が被る場合は翌月曜日が期限です。

なお、計算された所得税の納付期限も3月15日なので注意しましょう。

ちなみに、損失が出た場合でも、確定申告をした方が税金が安くなるケースがあります。

確定申告をすると、FXやその他投資で出た損失について、利益から差し引いて計上することが可能です(損益通算)。

収支がマイナスの場合は翌年3年以降にわたって損失を繰り越して、利益が出た年に差し引くことができます(繰り越し控除)。

確定申告をしていない場合はこれらのメリットを活かせないので、「FXをしたら確定申告をする」と覚えておくことをおすすめします。

FX会社の口座開設キャンペーンで効率的に投資資金を獲得しよう

多くのFX会社では、新規のユーザーを獲得するためにキャンペーンを実施しています。

一般的なキャッシュバック内容は「新規口座開設+取引金額に応じてキャッシュバック」というものです。

たとえばDMM FXの常設キャンペーンの内容は、以下のとおりになっています。

新規口座開設+口座開設完了日から3か月以内に指定の新規取引数量を満たしたお客様に最大で『300,000円』をキャッシュバック!
120,000Lot~ ¥300,000
80,000Lot~120,000Lot未満 ¥250,000
40,000Lot~80,000Lot未満 ¥200,000
30,000Lot~40,000Lot未満:¥150,000
20,000Lot~30,000Lot未満:¥100,000
5,000Lot~20,000Lot未満:¥50,000
2,000Lot~5,000Lot未満:¥20,000
1,000Lot~2,000Lot未満:¥10,000
出典:DMM FX|DMM FXの新規口座開設+お取引で最大300,000円キャッシュバック

最大のキャッシュバックを受けるにはプロ並の取引量が必要ですが、1万円程度のキャッシュバックであれば初心者トレーダーの資金量でも十分に可能でしょう。

口座を開設してから一定期間の取引のみ対象になるため、自身の資金でキャッシュバックの対象になるか、条件を達成できそうかは事前に確認をしておきましょう。

【ここが知りたい】FXの口座開設に関するQ&A

最後に、FXの口座開設に関して初心者の方が疑問に感じやすい点と、その回答をまとめました。

FXの口座開設にかかる時間は?

口座の開設にかかる時間は、FX会社ごとにさまざまです。よって一概に「〇分で終わる」と説明することはできません。

少しでも早く口座開設を終わらせたいなら、「オンライン本人確認」の仕組みがあるFX会社がおすすめです。

本人確認書類を郵送する必要はなく、最短1時間で取引を開始できるFX会社もあります。

海外FX業者と国内業者の違いは?

海外のFX業者は日本の法律に縛られていないため、日本のFX会社では実現できない以下のようなサービスが提供されます。

  • 数百倍~1,000倍のレバレッジ設定が存在する
  • ごく短時間で取引が完結するバイナリーオプションを提供している

加えて、会社の所在地が海外にあるので判別は容易です。

上記のような特徴があれば、海外のFX会社の可能性があります。日本語で集客しているからといって日本の業者とは限らないので注意が必要です。

初心者の方なら、日本の法律に従って運営される日本のFX会社をおすすめし

FXの口座開設には何から始めれば良いですか?

FXのトレード方法は「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」「ポジショントレード」といった種類に分かれます。

初心者の方は、政治や経済方面のファンダメンタルズ分析の必要性が低く、チャートのテクニカル分析でトレードできる「デイトレード」がおすすめです。

1日の終わりにポジションを解消するので翌朝に持ち越して寝ているあいだに暴落に巻き込まれる心配がなく、朝に買付けて仕事から返ってから売却するといったように、仕事やプライベートを邪魔しない取引もできます。

数秒~数分単位で取引を繰り返すスキャルピングは禁止されているFX会社も多く、長時間PC画面で取引できる人向けなので初心者の副業にはあまり向いていません。

【まとめ】トレードスタイルを決めて初心者でも安心できるFX会社を選別しよう

今回は、初心者にも自信をもっておすすめできる「口座開設したいFX会社」をご紹介しました。

今回ご紹介したFX会社なら、どこを選んでもスプレッドを抑えてお得に取引ができるでしょう。

もしも1つに絞れない場合、ご自身のトレードスタイルを決めてみることをおすすめします。

長期投資狙いなら「スワップポイントが高いFX会社」、短期トレード狙いなら「スキャルピング公認のFX会社」などに絞り込むことができ、効率良くFX会社を選ぶことができるでしょう。

FP監修者

昭和48年生まれ大阪生まれの大阪育ち。いて座・O型。几帳面な性格から多くの確率でA型に間違われます。

大阪の某地方銀行入社後「融資の専門家」として勤務し、融資の知識を蓄積するも体調を崩し10年の勤務にて退職。

銀行時代には2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小企業主資産相談業務)の他、金融業務検定・法務上級や銀行業務検定・法務2級・財務3級・税務3級、日本証券業協会・特別会員2種・1種外務員資格などを取得。

退職後には宅地建物取引主任者試験にも合格するなど、FPとしてまた銀行時員代の「融資のスペシャリスト」としてもその存在価値を高めている。

監修・執筆に関して「銀行員時代の経験」をもとに「銀行内部にしかわからない事情」や「借入に対する正しい知識をつけて欲しい」と強く思い、皆さんの「借入」に対する悩みを共有し解決していけるよう努めてまいります。

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