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審査が甘い消費者金融はありますか?

 2018/02/01 審査が甘い消費者金融   133,018 Views

金融機関の借入では、必ず審査に通過しなけれいけません。各社独自の基準に従った審査に通過しなければ、お金を借りることができません。しかしどのような金融機関でも、審査基準は公表されていません。

  • ここさえクリアーしておけば審査を通過できる!
  • 必ず審査に通過できる!

このような金融機関は、基本的には存在しません。しかしお金を借りる必要のある方は「どうしても審査に通過したい」と考えるものです。金融機関の審査基準は各社異なっています。はたして審査が甘い消費者金融はあるのでしょうか?

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甘い審査で通りやすいのは中小消費者金融

即日融資を希望する場合には中小消費者金融は向いているとはいいがたいものの、目的が審査に甘いことであれば中小消費者金融は十分にそのターゲットです。

審査通過率というものがあります。申し込みに対して審査に通過した割合です。大手消費者金融の審査通過率はおよそ43%〜48%ほど。これは消費者金融の月次データでも公開されています。

一方、公表されていないものの銀行カードローンでは20%前後の審査通過率であると推測されています。銀行カードローンよりも、大手消費者金融の方が審査通過率が高い、つまり、審査が甘いことがわかります。

テレビCMでもお馴染みの(プロミス・アコム・レイクALSA・SMBCモビット・アイフル)大手消費者金融や銀行カードローンで借入したい方は、以下の記事をご覧ください!

中小消費者金融は月次データの公開はないものの、申し込み条件適合者の審査通過率は60%前後と推測されています。

中小消費者金融 金利 限度額
セントラル 4.8%〜18.0% 1万円〜100万円
キャレント 7.8%〜18.0% 1万円〜500万円
フクホー 7.3%〜20.0% 200万円まで
アロー 15.00%〜19.94% 200万円
アルク 10.0%〜18.0% 50万円まで
アルコシステム 10.950%〜20.000% 50万円
いつも 7.0%〜18.0% 50万円まで
スカイオフィス 15.0%〜20.0% 1万円〜50万円
ニチデン 7.3%〜17.52% 50万円
ハローハッピー 10.0%〜18.0% 50万円
フタバ 14.959%〜17.950% 50万円まで
プラン 15.0%〜20.0% 1万円〜50万円
ユニーファイナンス 12.00%〜17.95% 1万円〜300万円
ライフティ 8.0%〜20.0% 1,000円〜500万円
中央リテール 10.95%〜13.0% 500万円

というのも、中小消費者金融は審査が甘いことから「申し込み条件から外れていても申し込みをする」ケースが少なくないといいます。他社の返済が遅れていても、総量規制の制限いっぱいになっていても借りられるという意味の「甘い」ではありません。

中小消費者金融の審査はふるいの目が粗いのでしょう。新規申し込み者の数も格段に大手とは異なります。そのため新規顧客を獲得するためには、甘い審査もやむを得ないのは事実なのでしょう。

「審査通過率が高い=審査が甘い」と考えるならば、中小消費者金融は審査は甘いということです。

中小消費者金融は確かに審査が甘いとされています。しかし違法業者ではなく正規の貸金業者になるため、どのような場合でも審査に通るということはありません。
以下の場合は、審査に通る可能性がありません。

  • 申し込み条件年齢以外
  • 健康保険未加入
  • 無職
  • 他社借入の返済遅延

逆に審査に通らないとあきらめている方も相談の価値がある場合もあります。

  • 自己破産や債務整理の経歴がある

審査に通るのか通らないのか、その大きな根本となっているのは「融資額を返済できるか」に絞られます。必ず消費者金融には申し込み条件があり、その条件から外れていれば審査どころか申し込みすら受けられません。

また返済を軸としているのは中小消費者金融でも大手消費者金融でも変わらないため、無職では審査に通ることはありません。

逆に自己破産や債務整理であれば、過去を清算しているとして状況によっては審査に通る可能性が出てきます。通常大手消費者金融では債務整理などの事故情報があると審査に通ることはありません。

ところが中消費者金融では自己破産や債務整理の手続きを行ってからの期間等さまざまな点から考慮しますので可能性があります。

審査に通りやすい=審査が甘いではない!!

まず最初に理解しておきたいことは「審査が通りやすい」とは「審査が通る可能性が高い」ということであり「審査が甘い・緩い」ということではないという点です。どのような金融機関でも、それぞれ独自の審査基準に従って、申込者に貸出していいかどうかを判断しています。

借入者が返済不能になると、即金融機関の損失につながります。そのため、金融機関は審査により申込者を選別する必要があります。当然、申込者の返済能力の違いにより合否は判断されます。つまり同じ金融機関の同じ商品であっても、審査に合格できる方と合格できない方が発生するのは当然のことなのです。

逆にいえば金融機関の審査基準が異なっているということは、同じ方でも「合格できる金融機関」と「合格できない金融機関」が存在しているということです。そしてその基準は貸出条件(金利や限度額)によっても違いがあるということなのです。

銀行と消費者金融の違い

カードローンは、発行している金融機関によりいくつかの種類に分けることができます。主な発行先は次の3つとなります。

  1. 銀行カードローン
  2. 大手消費者金融
  3. 中小消費者金融

この3種類の金融機関では「①銀行カードローン」に比較すると「②大手消費者金融」が審査が通りやすい、とされており、さらに「③中小消費者金融」はさらに審査が通りやすいとされています。

銀行の特徴としては「預金を預かり、貸金として運用する」というものがあります。お客様の大切なお金を預かり、その資金をカードローンなどの貸金として運用して利益を得ています。

そのために審査基準を厳しくして、簡単に貸し倒れを起こさないことが求められています。世間的にも審査基準は厳しくする必要があるということです。

金利が高いと審査に通りやすい?

カードローンの審査基準のひとつの目安としては「金利の差」を挙げるおことができます。「金利が高いと審査に通りやすい」「金利が低いと審査が難しい」が一般的な見方です。

金利が低いと、その分審査基準を厳しくして貸倒リスクを抑える必要があります。逆に金利が高いと貸倒リスクは金利によりある程度カバーできるようになっています。これは金融機関の貸出審査と金利における鉄則のようなものです。

各金融機関カードローンの金利を比較してみると、全体的には「銀行カードローンが金利が低め」「消費者金融は金利が高め」となっています。

特に上限金利の比較では「銀行カードローンが15.0%」「消費者金融カードローンが18.0%」が水準となっています。この点から見ても銀行カードローンに比較して消費者金融カードローンは審査に通りやすいといえるでしょう。

審査通過率の違い

大手消費者金融の中には「審査通過率」を公表している先もあります。「何人申込を行い、何人審査が通ったか」を公表しています。

そこで、審査合格率ができるだけ高い先に申し込めば、審査に合格できる可能性も高いことになります。申込者の状況などにより異なりますが、審査を通過している人が多い先を選べば、より安心して審査を受けることもできるでしょう。

ここでは大手消費者金融「アコム」「プロミス」「アイフル」の3社の月別審査合格率を見てみましょう!

アコム プロミス アイフル
2018年9月 申込人数 5万1,153人 5万218人 4万1,314人
通過人数 2万210人 2万3062人 1万9127人
通過率 43.40% 45.90% 46.30%
2018年8月 申込人数 4万7,227人 4万4,959人 3万8,646人
通過人数 2万619人 2万847人 1万7,776人
通過率 43.70% 46.40% 46.00%
2018年7月 申込人数 4万3,277人 4万941人 3万3,217人
通過人数 1万8,003人 1万8,243人 1万5,037人
通過率 41.60% 44.60% 45.30%
2018年6月 申込人数 4万2,629人 3万9,591人 3万2,585人
通過人数 1万8,665人 1万8,094人 1万5,059人
通過率 43.80% 45.70% 46.20%
2018年5月 申込人数 5万2,111人 5万587人 4万3,090人
通過人数 2万4,126人 2万3,928人 2万779人
通過率 46.30% 47.30% 48.20%
2018年4月 申込人数 4万9,347人 4万4,715人 4万402人
通過人数 2万1,435人 2万754人 1万8,155人
通過率 43.40% 46.40% 44.90%
2018年3月 申込人数 5万3,461人 4万8,897人 4万7,399人
通過人数 2万3,108人 2万2,317人 2万2,062人
通過率 43.20% 45.60% 46.50%

大手3社を比較してみると「アイフル」が「アコム」「プロミス」に比較してやや通過率が高いことがわかります。とはいっても数字的にはそれほど違いはありません。商品内容の特徴と自分の状況を比較しておけば、それほど3社の審査通過率の違いを気にすることはないかもしれません。

一方、銀行カードローンの審査通過率は20%前後であるといわれています。この数字と比較した場合、やはり大手消費者金融に比べると審査に合格できる基準ば厳しいと言わざるを得ません。

審査通過率データの引用元

アコム:マンスリーレポート
https://pdf.irpocket.com/C8572/jasE/BkQr/WpOK.pdf

プロミス:月次データ
http://www.smbc-cf.com/pdf/md2019_j.pdf

アイフル:月次データ
https://www.ir-aiful.com/data/current/MD201812.pdf

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審査面でおすすめの銀行カードローンとは?

消費者金融に比較して、銀行カードローンは審査が厳しくなっています。しかし審査面を考慮した場合、銀行カードローンでもおすすめの先もいくつかあります。

中でも「地方銀行」のカードローンは大手メガバンクに比較すると、やや審査に合格できるチャンスが高くなっています。

メガバンクよりも集客力に劣る地元密着の地方銀行は、少ない申込者のなかから少しでも条件のよい顧客を探しています。そのためカードローンの審査においても柔軟な対応が期待きます。

また、最近人気のあるネット銀行のカードローンもおすすめです。ネット銀行は基本的に有人店舗を有していません。人件費や店舗管理費を抑えることができますので、低金利のカードローンを提供できると同時に、ある程度貸倒リスクをカバーすることができます。

楽天銀行スーパーローンの特徴

審査面で期待できるネット銀行カードローンのひとつが「楽天銀行スーパーローン」です。通販などで知名度の高い楽天グループの銀行カードローンで、安心して利用することができます。

審査面を見た場合、ホームページ上で「楽天会員ランクに応じて審査優遇」とあえて明記されています。ゴールドやシルバーといった楽天会員ランクで審査に対する優遇を受けることができると、あえて明記されています。

必ずしもすべての楽天会員が優遇を受けることができるとは限りませんが、普段から楽天を利用している会員であれば審査に合格できるチャンスも高いといえます。

またパートやアルバイトの方、学生の方でも利用できるとされています。この点からも審査に対してはチャンスも高い商品であるといえるでしょう。

・実質年利 1.9%~14.5%
・借入限度額 最高800万円

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カードローン審査で知っておきたい金融機関の裏側の事情

ここでは、カードローン審査においてぜひ知っていおきたい金融機関の裏側の事情を探ってみましょう。

繁忙期は審査が通りにくい?

資金需要が多くなる年末12月や、企業の年度末である3月は、金融機関でも「繁忙期」とされています。この「繁忙期」は個人カードローンの審査合格率が低くなる傾向があります。銀行などでは企業の大口融資に重点を置かざるを得ず、その分個人の小口カードローンの対応まで手が回らないという実情があります。

閑散期は合格しやすい?

逆に2月や8月などは企業の資金需要も少ない「閑散期」といわれています。この時期は逆に個人カードローンの審査合格率が高くなるといわれています。企業の大口融資需要が少ない分、個人カードローンの対応しやすくなります。当然誰もが合格できるわけではありませんが、閑散期を狙って申し込むのもひとつの手段です。

ノルマと申込の時期

金融機関融資には「ノルマ」が与えられています。最近では「月単位」のノルマが詳細に設定されています。そのため「月初」はノルマ達成に向けて数をこなす必要があります。カードローン申込でも月初は狙い目かもしれません。逆に「月末」はノルマを達成している場合、厳しく判断されるケースもあるでしょう。

銀行カードローンと保証会社の関係

最近の銀行カードローンには保証会社が保証を行っている商品もほとんどです。万が一利用者が返済不能に陥った場合、銀行は保証会社から「代位弁済」を受けることで債権の回収ができる仕組みになっています。

そのため銀行カードローンでは銀行の審査に合格するとともに、保証会社の審査にも合格する必要があります。極端な話保証会社がOKをだせば、銀行でも借入可能となるチャンスが多いのです。

しかも大手銀行では保証会社として大手消費者金融と提携をおこなっています。例えば次のようなケースがあります。

  • SMBCコンシューマーファイナンス株式会社→三井住友銀行、ジャパンネット銀行など
  • アコム→三菱UFJ銀行カードローンバンクイック、ソニー銀行 など
  • オリエントコーポレーション→みずほ銀行 など

カードローンの申込、特に銀行カードローンではこの銀行と保証会社の関係を知っておく必要があります。

例えば過去に「アコム」で不合格となった方は「三菱UFJ銀行バンクイック」では不合格となる可能性が高いということです。不合格となった記録が「アコム」で保存されている場合、「バンクイック」の審査でもその情報により不合格となる可能性が高いことになります。

銀行カードローンの保証会社は、必ず「商品概要説明書」などに明記されていますので、申込前には必ず確認するようにしましょう。

闇金には注意!!

カードローンの利用には必ず審査に合格しなければいけません。条件次第では「審査に通りやすい」金融機関もありますが、「審査が不要」な金融機関はありません。

  • 審査不要でお貸しします!
  • 誰でも即融資可能!
  • 他社で断られても大丈夫!

このように宣伝している金融業者は、ほぼすべてが「闇金」です。法律を度外視して強引な貸付と取立により、以後の人生を大きく狂わせることにもなります。

最近の闇金はホームページも立派であり、一見すると闇金とは判別できない先もあります。しかし一見魅力的な条件であっても必ず後になって高額な利息や手数料を請求されてしまいます。

闇金を見破るには「貸金業登録業者」であるかどうかを確認する方法が最適です。金融庁のホームページなどで必ず確認するようにしましょう。

審査に通過できるかどうかは自分次第!!

これまでに説明してきた通り、金融機関のカードローン審査基準は異なっており、審査に通りやすい先、通りやすい申込方法というのがあるのも事実です。しかしこれはあくまで「一般的」な話であり、審査に合格できるかどうかは、審査を受けてみなければわかりません。

申込者の現在の状況、特に収入面と他社借入状況などから判断される返済能力と、個人信用情報を主とする実績が、カードローン審査においては大きいウエイトを占めています。これらに問題がある場合は、いくら審査に通りやすい先に申込を行っても不合格となる可能性が高いのです。

逆にいえば過去の実績と現在の返済面に問題がなければ、どのような金融機関でも審査に合格できる可能性が高くなります。大切なのは自分の状況をよく把握し、適切な申込を行うことなのです。

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若松 貴英

若松 貴英

保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小企業主資産相談業務)・AFP(日本FP協会認定)/金融業務検定(法務上級)/銀行業務検定(法務2級・財務3級・税務3級)など。銀行勤務時は融資のスペシャリスト」(悪く言えば「融資しか知らない」)として勤務していました。そのため「借入」に対しる知識や経験には自信があります。