イオン銀行は、「アイデアのある銀行」をスローガンに設立されたイオングループの銀行で、形態としてはネット銀行に近いサービスの銀行です。
イオンの大型商業施設などに有人の店舗も構えており、旧来の銀行のように窓口で直接サービスの提供を受けることも可能です。
一般的な銀行とネット銀行の良いポイントを組み合わせた、新しいスタイルの銀行といった感じです。
イオン銀行のおすすめポイント
・イオンカードセレクト特典で金利アップ
・イオン銀行ATM手数料が365日無料
・イオン銀行宛振込手数料が365日無料
・他行宛振込手数料が最大月5回無料
・積立預金金利が年0.08%国内トップ
イオン銀行の取扱商品
普通預金 | ○ | 定期預金 | ○ |
---|---|---|---|
積立預金 | ○ | 外貨預金 | ○ |
債券 | – | 投資信託 | ○ |
NISA | ○ | iDeCo | ○ |
FX | – | 純金積立 | – |
ロボアドバイザー | ○ | 保険 | ○ |
住宅ローン | ○ | カードローン | ○ |
イオン銀行では普通預金や定期預金をはじめ大口定期や積立式定期預金などの預金商品を扱っています。
また、住宅ローン・カードローン・投資信託・保険など、豊富な金融商品を取り扱っているので、さまざまな用途に活用できる銀行です。
NISAやiDeCoの取り扱いもあり、積み立てを行うのに適した銀行と言えます。
イオンカードセレクトとの連携がお得
イオン銀行は、イオンカードセレクトというクレジットカードを発行することで、さまざまなメリットを受けることができます。
イオンカードセレクトは、キャッシュカード、クレジットカード、電子マネーWAONの機能がひとつにまとめられた便利なカードです。
普通預金の金利が高くなったり、WAONオートチャージでもWAONポイントがもらえたりといった「イオンカードセレクト特典」が充実しています。
年会費は無料で作ることが出来るので、お特になるサービスがそろっています。
イオン銀行ダイレクトは、24時間365日いつでもネット上で取引が行えるようになります。
パソコンだけでなくスマホでも取引可能なので、外出先にいてもすぐに取引を行うことができます。
普通預金の金利が高い
「イオン銀行Myステージ」は、対象取引の利用に応じて自動的に「イオン銀行スコア」が貯まり、決定したステージごとの特典を受けることができるサービスです。
普通預金口座の金利が最大で0.15パーセントに引き上げられるという特典があり、イオン銀行を利用するならイオンカードセレクトとの連携が大きなポイントになってきます。
デビットカード(イオン銀行キャッシュ+デビット)
イオン銀行はキャッシュカードを利用してATMで入出金が可能です。
キャッシュカードにはデビット機能がついています。デビットカードは、クレジットカードと同じ様な使い方で、お店の支払いに使えるカードです。
クレジットカードは利用した分を後からまとめて口座から引き落としますが、デビットの場合は、利用した代金がすぐに銀行口座から引き落とされるしくみです。
自分の銀行口座の残高を超えて使うことができないので、お金の使いすぎを抑える事ができます。
WAONとの連携
WAON(ワオン)は、イオンが提供している電⼦マネーです。
カードにチャージ(⼊⾦)しておけば、イオンでの買物などに利⽤することができ、ポイントもたまります。
このWAONのチャージにイオンカードセレクトを利用すると、チャージするだけでもWAONポイントが貯まります。
イオン銀行の取扱金融商品
積立式定期預金
イオン銀行の積立貯金の最大の特徴は金利の高さで、年0.08%という金利は、国内の銀行でもトップクラスの高金利。
毎月指定しておいた日になると、指定の金額を普通預金口座から積立式定期預金口座へと移せます。
1回あたりの預入金額は500円以上からで、1,000円単位で調整できるのでお好きな額を定期的に貯蓄に回せます。
年6回までなら希望の月に増額させることも可能で、ボーナスの時期や余裕のある時などはいつもよりも多い金額を預けられ、自分のペースで貯蓄していけます。
自動入金サービスが便利
自動入金サービスは、自分の他の銀行口座から毎月6日または23日に指定の一定金額を引落とし、イオン銀行の普通預金口座に入金するサービスです。
給与が入る銀行から引出しての入金や、口座から口座へ振込するという手間がかからず、ATM手数料や振込手数料を節約することができます。
なので、給与を他の銀行で受け取っていても、毎月自動でイオン銀行に入金を行えるので、完全に自動で積立預金をすることが可能です。
・積立定期預金の金利が全期間年0.08%(税引前)
・月々500円から積み立てを始められる
定期預金
イオン銀行では、スーパー定期という名前で定期預金をすることができます。
最低1万円から預け入れられ、期間は1ヶ月から5年まで自由に選ぶことができます。
インターネットバンキングならパソコン・スマートフォンで、24時間365日、定期預金の預入ができます。
満期の際には、事前にメールでお知らせを受けることができます。
定期預金の金利
– | スーパー定期 (300万円未満) | スーパー定期300 (300万円以上) |
---|---|---|
1カ月 | 0.020% | 0.020% |
3カ月 | 0.020% | 0.020% |
6カ月 | 0.020% | 0.020% |
1年 | 0.020% | 0.020% |
3年 | 0.020% | 0.020% |
5年 | 0.020% | 0.020% |
※金利は年利率・税引前。2018年11月2日現在
外貨預金
外貨預金は、日本の円を米ドルなどの外貨と交換して預入れる預金で、円預金と同じように、普通預金や定期預金などの種類があります。
アメリカドル(米ドル)の普通預金金利が年0.50%など、日本よりも高い金利で預けておくことができます。
預金した外貨建ての元本が減ることはありませんが、円高・円安など為替相場の変動で為替差損益が出る可能性があります。
外貨普通預金であれば、アメリカドル(米ドル)を500円からの積立を行うことが可能です。
預金の種類 | 通貨 |
---|---|
外貨普通預金 | アメリカドル(米ドル) オーストラリアドル(豪ドル) ニュージーランドドル(NZドル) |
外貨定期預金 | アメリカドル(米ドル) オーストラリアドル(豪ドル) ニュージーランドドル(NZドル) |
外貨普通預金積立 | アメリカドル(米ドル) |
外貨預金への預入れ・払戻しは、金融機関が定める為替手数料がかかるので、手数料の分だけマイナスになることに注意して下さい。
投資信託
イオン銀行の資産運用投資商品の一つに投資信託があります。
投資信託は、投資のプロであるファンドマネージャーが変わりに資産運用を行ってくれます。
自分に投資の力がないと感じている方でも、おまかせで投資をすることができます。
投資信託で大切なポイントの一つが、コストとなる手数料です。
イオン銀行では、投資信託購入時の手数料がWAONポイントで還元されるので、コストを抑える投資ができます。
また、NISA口座を利用することで、購入時手数料が100%還元される特典もあります。
取り扱いファンド数は、約250銘柄が用意されていて、インデックスファンドを中心に、厳選されたラインナップになっています。
しっかり運用セットNEO
投資信託と定期預金の総額50万円以上を申し込むと、定期預金の金利が特別にアップされるプランが用意されています。
投資信託の割合によって金利が変わり、最大で年利7%もの高金利になります。
プラン名 | 組合せ割合 | 3カ月もの定期預金金利 | |
---|---|---|---|
定期預金 | 投資信託 | ||
セット70 | 30%以下 | 70%以上~100%未満 | 年利7%(税引後 年5.577%) |
セット50 | 50%以下 | 50%以上~70%未満 | 年利5%(税引後 年3.984%) |
セット30 | 70%以下 | 30%以上~50%未満 | 年利3%(税引後 年2.390%) |
投信自動積立
毎月15日に普通預金口座から自動振替を利用し、指定のファンドを自動で購入してくれます。
イオン銀行で取り扱っているファンドならすべてが対象で、積立金額は1,000円から。
ファンド購入時にかかる手数料も全ファンドを対象に一律で30パーセントオフとなるため、お得な手数料で気軽に投資信託を始められます。
NISA(ニーサ)・つみたてNISA
NISAは、投資した金融商品で発生した利益が非課税になる個人投資家のための税制優遇制度です。
2018年1月には、積立・長期・分散投資に有利になるつみたてNISAがスタートしました。
イオン銀行ではNISA、つみたてNISA、0歳から19歳以下の人向けのジュニアNISAを活用することができます。
NISAを利用することで投資信託などの売却益、分配金が非課税になるメリットがあります。
iDeCo(イデコ)・個人型確定拠出年金
iDeCo(イデコ)は、加入者が毎月掛金を拠出して、自分で選んだ金融商品で運用を行い、60歳以降に年金または一時金として受け取ることができる、積立型の年金制度です。
2017年1月からは公務員や主婦、企業年金のある会社員など、多くの人が加入できるようになりました。
iDeCoのもっとも大きなメリットは、掛け金が全額所得控除になるなど、さまざまな税金が優遇されることです。
同じ年収でも所得控除が増えると所得が減ることになり、所得税・住民税が少なくなるメリットがあります。
イオン銀行では運営管理手数料が0円で利用することができます。
WealthNavi for イオン銀行
イオン銀行では、ロボ・アドバイザーの「WealthNavi(ウェルスナビ)」を利用する事ができます。
ロボ・アドバイザーは、世界の富裕層が利用している、AIなどのプログラムが資産を運用・管理してくれるサービスです。
WealthNaviは、ノーベル賞を受賞したハリー・マーコビッツ氏の「ポートフォリオ理論」などに基づいた、世界水準の金融アルゴリズムを使って資産運用を行います。
世界約50カ国の11,000社以上に国際分散投資を行い、世界経済の成長率を上回るリターンを目指した運用が行われます。
投資というと、知識が必要であったり、銘柄を選んだり、損失が膨らんだりする不安がありますが、すべてをロボ・アドバイザーが変わりに行ってくれます。
アメリカでは2016年末の運用資産残高が830億ドルもの金額が、ロボ・アドバイザーで運用されています。
「WealthNavi for イオン銀行」は、10万円から手軽にロボアドバイザーでの運用を行うことができます。
また、自動積立機能を利用することで、銀行口座から一定の積立額を毎月1回引き落とし、WealthNavi口座に入金を行って、自動的に積立投資を行うことができます。
保険
イオン銀行では「保険」の取り扱いも行っています。
一般的な医療保険や傷害保険の他に、自転車保険、ペット保険、ゴルファー保険など、多様な商品が用意されています
WEBで申し込みが出来る商品と店舗での申し込みが必要な商品があり、店舗では年中無休で7~21時までと夜でも相談や申込みができます。
備えの区分 | WEB申込可能な保険 | 窓口申込可能な保険 |
---|---|---|
突発的な事故や災害に備える保険 | 海外旅行傷害保険 自転車保険 自動車保険 ペット保険 国内旅行傷害保険 地震補償保険 家財保険 ゴルファー保険 傷害保険 バイク保険 | 火災保険 (住宅ローン利用者用) |
病気や万が一の場合に備える保険 | 医療保険 がん保険 収入保障保険 定期死亡保険 | 医療保険 がん保険 収入保障保険 定期死亡保険 終身保険 個人年金保険 養老保険 介護保険 生前給付 |
住宅ローン
イオン銀行では、住宅ローンの取り扱いを行っています。
他社ネット銀行と同様に、低い金利で新規の申し込みや借り換えの住宅ローンを利用することができます。
イオン銀行の住宅ローンのほかに、フラット35の取り扱いも行っています。
低い金利以外でも、保証料・一部繰上返済手数料が0円、団体信用生命保険料が0円という特徴があります。
また、契約後の5年間、イオングループでの買い物が5%オフなるという大きなメリット。
その他にも、定期預金の金利優遇特典、イオングループ各社からの特典、WAONポイントのプレゼント、ゴールドカードの発行など、様々なオプションサービスがついてきます。
カードローン
カードローンは、決められた貸出金額の枠内で、発行されるカードを使って、イオン銀行やコンビニATMなどから現金を何度でも借り入れることができるローンです。
必要な時に必要なだけ借りることがでます。
借入限度額は10万円から最大800万円まで、10万円単位で設定できます。
イオン銀行Myステージ
イオン銀行Myステージは、対象取引の利用に応じて自動的に「イオン銀行スコア」が貯められ、決定したステージごとの特典を受けられる特別プログラムです。
イオンセレクトカードやWAONの「使う」利用、定期預金や外貨預金、投資信託などの「貯める」利用、住宅ローンなどの「借りる」利用でイオン銀行スコアが加点されます。
イオン銀行スコアは貯めた点数によってステージが変わり、他行ATM入出金利用や他行宛振込の手数料無料回数が増えたり、普通預金の適用金利が最大で年0.12%になるなどのお得な特典があります。
ATM手数料
イオンカードセレクト、キャッシュ+デビット、イオンバンクカード、ローンカードを利用する場合、ATM手数料は終日無料となります。
利用カード | 手数料 |
---|---|
・イオンカードセレクト ・キャッシュ+デビット ・イオンバンクカード ・ローンカード | 終日無料 |
イオン銀行のATMが設置してある主な店舗は、全国で6,000台以上と身近な場所にあります。
入出金無料の提携ATM
みずほ銀行やゆうちょ銀行、三菱東京UFJ銀行のATMを利用する場合でも、平日日中の入出金手数料が無料です。
その他の金融機関の提携ATMでは手数料が発生しますが、最大で月5回までWAONポイントへ還元できるため無駄がありません。
振込手数料
イオンバンクカード、キャッシュ+デビット、イオンバンクカードを利用して振込む場合、イオン銀行あてなら手数料は無料です。
他行あてや現金での振込の場合、それぞれ手数料がかかりますので注意しましょう。
現金での振込は5万円未満か5万円以上か、振込金額によっても手数料が変わりますのであらかじめ手数料の違いを把握しておきましょう。
– | 宛先 | 振込金額 | 手数料 |
---|---|---|---|
ATM | イオン銀行宛 | – | 無料 |
他行宛 | – | 216円 | |
ATM ・現金で振込 | イオン銀行宛 | 5万円未満 | 216円 |
5万円以上 | 432円 | ||
他行宛 | 5万円未満 | 432円 | |
5万円以上 | 648円 | ||
イオン銀行ダイレクト ・インターネットバンキング ・モバイルバンキング | イオン銀行宛 | – | 無料 |
他行宛 | – | 216円 |
スマホアプリ対応
イオン銀行では通帳アプリを配信しており、アプリを使うことによりスマホで簡単に預金残高と入出金明細の確認ができます。
設定も1分で完了するというシンプルさで、iPhone版、Android版ともに用意されていますので、口座を開設したら同時に通帳アプリもスマホに入れておくと利便性が高まります。
無料ですからイオン銀行ユーザーならぜひとも入れておきたいアプリです。
イオン銀行では通帳の発行を行っていませんので、通帳アプリを利用しないと通帳の残高や入出金の明細が確認しにくいので、必須と言ってもいいアプリです。
パソコン・スマホからのネットバンクの申込方法
イオン銀行の口座開設にはインターネットで申込方法とイオン銀行の店舗で申込方法が用意されています。
インターネットから申し込むことで、ポイントのプレゼントなどさまざまなキャンペーン特典を受けることができますので、公式サイトから申込を行った方がお得です。
1.イオンカードセレクトの申込
2.ガイダンスに従って情報を入力
3.申込み情報をもとに審査が行われます
4.審査が完了するとカードが郵送されます
イオン銀行 | 期間:2020年11月1日(日)~2021年1月31日(日) 最大10,000円相当のポイントをプレゼント! |
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※金利は年率・税引前表示 (2021年2月1日 時点)
格付け・評価情報
格付投資情報センターにより格付が行われており、発行体格付がA-、格付の方向性は安定的です。
ネットバンクのセキュリティ
充実のセキュリティ対策
イオン銀行ではセキュリティを高めるため、複数の対策を講じています。
一時的にしか使えないワンタイムパスワードをはじめ、複数のパスワードを利用した本人確認、自動ログアウト機能など、不正なログインや不正な取引が行われないよう、万全の体制を整えています。
他にも取引結果を通知してくれるメールサービスや、振込限度額を変更できるなど、各種セキュリティが利用できますので、口座を開設したらまずは自分でもセキュリティ対策を実行しましょう。
セキュリティソフトの無償提供も行っていますから、普段利用するパソコンのセキュリティをアップさせることも可能です。
不正利用被害の補償
インターネットバンキングにおける不正な払戻し、偽造や盗難キャッシュカードによる被害に関してそれぞれ補償規定が設けられています。
不正利用被害に遭った場合は補償を受けられる形ですが、故意や重大な過失があった場合など、補償の対象外となるケースもありますので、イオン銀行による規定を公式サイトなどで確認しておきましょう。
故意や過失がないと判斷されれば、原則として被害額の全額が補償されるしくみです。
万が一故意や過失があった場合は、補償額が減額される、または補償を受けられないことがあります。
デメリットなポイント
通帳が発行されない
基本がネット銀行なので、通帳が発行されません。
通帳アプリをスマホにインストールしておかないと口座の状況を確認しにくいのがデメリットになるでしょう。
通帳アプリがあるのでカバーできるものの、スマホを持っていないなどアプリを利用できない環境だと通帳がない点が大きな欠点になってしまいます。
イオン銀行はどんな人におすすめ?
イオンカードセレクトというクレジットカードを持っていると普通預金口座の金利がアップする点は、イオン銀行の大きな特徴であり、最大のメリットの1つでもあります。
普通預金口座は誰もが当たり前のように使う口座で、その金利がアップするのは魅力的です。
イオンカードセレクトを持っていることが条件なので、すでに持っている方、これからクレジットカードを作ろうと考えていた方にはぴったりの銀行になるでしょう。
全国のイオンをはじめ、利用できるATM数が非常に多いのもポイントです。
基本的に店舗を持たないネット銀行ですが、日本全国のイオンや系列店舗ににATMが設置されていますので、利便性の面でも優れています。
他の銀行だとATMが近くになくて使いづらい、そんな方にもおすすめできる銀行です。
WAONカードとの連携もありますから、WAONカードを持っている方にもおすすめです。
当然、イオンでよく買い物をする方にとっては必須のカードです。
毎月20日と30日の「お客さま感謝デー」では、衣料品・食料品・暮らしの品を「5%オフ」で購入できる特典があります。