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ファクタリングにおける償還請求権とは?わかりやすく解説

 2019/08/01 ファクタリング   340 Views

現在日本で実施されているファクタリングには

「償還請求権がある」
「償還請求権がない(ノンリコース)」

の2通りがあります。

ファクタリング会社やサービスを選択する際にも大きなポイントとなる「償還請求権」について考えてみましょう。

償還請求権とは?

そもそも「償還請求権(リコース)」とは、売掛先の倒産・廃業などにより金銭を回収できなかった場合に、利用者などににその費用分の金銭の返還を求めることが出来る権利のことを指します。利用者に対して、一部保証が発生するため、一部保証と呼ばれることもあります。

償還請求権は、「遡求権(そきゅうけん)」とも言います。

遡求権とは?
遡って請求する権利のこと。手形や小切手の所持人が支払いまたは引受けを拒絶された場合、手形所持人が振出人以外の手形署名者(裏書人や保証人など)に対して、支払いに代わる一定金額を請求することができる。

ファクタリングにおける償還請求権とは、ファクタリング会社に買い取ってもらった売掛債権が、その売掛先の倒産などで回収できなかった場合、利用者(申込者)にその金額の支払いを請求する権利のことになります。

償還請求権があるファクタリングの場合、売掛債権の支払いが行われない場合、ファクタリング会社の償還請求に対して、利用者はその金額を支払う必要があります。

一方償還請求権がないファクタリングの場合(ノンリコース)は、そのリスクはファクタリング会社が背負いますので、利用者はその金額を支払う必要はありません。

これまでのファクタリングでは、償還請求権があるファクタリングが一般的でした。

償還請求権がある条件のファクタリング契約は、債権の買取というより、売掛金を担保とした「譲渡担保融資」の側面が強い取引です。

つまり、万が一、売掛先の倒産などで売掛債権の回収が不可能になった場合、ファクタリング会社は償還請求権を行使して、不良債権の売掛金の回収を図ることができるのです。

ファクタリングを利用した側としては、せっかく資金調達に成功しても、売掛先が倒産してしまうとその資金を支払う必要があり、そのリスクを考慮した経営を行わなければいけません。

一方、最近では償還請求権がないノンリコースのファクタリングも増えてきています。

譲渡担保融資ではなく完全に売掛債権買取取引となりますので、万が一売掛先が倒産し売掛債権の回収ができなくても、その代金をファクタリング会社に支払う必要がありません。

その結果、売掛債権回収に対するリスクを考慮することなく経営に専念できます。

償還請求権がないファクタリングのデメリット

償還請求権がないファクタリングでは、売掛債権の回収リスクはすべてファクタリング会社が背負うことになります。その分、ファクタリング会社にとっては不良債権を抱えるリスクがあることから、利用手数料が高く設定されています。

ファクタリングの手数料は一律ではなく、売掛先の信用状況などでも異なります。売掛先の信用度が低い場合には、手数料が高額となることもあります。

著しく信用度が低い売掛債権は、買取自体が断られることもありますが、いずれにしても利用手数料の負担は償還請求権があるファクタリングに比較して高くなっています。
どちらのファクタリングを選択するのか。自社状況や売却債権先情報をよく考慮して比較するようにしましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

若松 貴英

若松 貴英

保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小企業主資産相談業務)・AFP(日本FP協会認定)/金融業務検定(法務上級)/銀行業務検定(法務2級・財務3級・税務3級)など。銀行勤務時は融資のスペシャリスト」(悪く言えば「融資しか知らない」)として勤務していました。そのため「借入」に対しる知識や経験には自信があります。

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