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【よくわかる】借入利息の計算方法

 2018/02/01 お役立ちツール   96,087 Views
 

カードローンに申し込みをするとき、気にする項目といえばどのようなものでしょうか?
即日融資ができること、借り入れ方法が豊富であること、返済方法や返済額など、さまざまな項目を比較することで自分にとって、もっとも便利で間違いのないカードローンを選ぶものです。

しかし同じカードローンを同じ金額・同じ金利で利用したとしても、個人によって返済期間や返済総額に大きな違いが出てきます。その理由はいったい何でしょうか?

借入利息計算方法を知っていることが大きな違いになります。

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毎月の返済額は、満額が返済ではない

借入をすると毎月決められた返済日(約定返済日)に返済をすることになります。
唯一ともいえる単純なルールです。

例えば10万円の借り入れがあったとしましょう。
金利18.0%で返済額5,000円を支払ったとき、残高は9万5,000円になるでしょうか?
このときの残高は実は9万8,521円です。

そのからくりをみてみましょう!

返済額は満額が返済額となるわけではありません。
内訳があります。

これを覚えておきましょう!

10万円借り入れで金利が18.0%だったとき、30日分の利息は1,479円になります。
返済額が5,000円としても、内訳はこのようになります。

利息支払額 1,479円
元金充当額 3,521円

つまり、返済ができているのは3,521円だけということです。

返済額の内訳を知ることで、満額が返済できているわけではないことがわかります。

借入利息計算式を知ること

毎月の返済額の内訳には利息と元金充当額があることがわかりました。それでは今度は、利息を計算する方法を確認しましょう!

これによって利用日数に応じた利息を計算することとなります。

利用日数は今回の返済日から次回返済日までの日数です。返済をすることによって「借入残高」が変わるため、改めて利息を計算することとなります。

実際に利息を計算して見ましょう!

10万円を金利18.0%で30日間利用したとき
10万円×18.0%÷365日×30日=1,479円

利息がいくらになるのかがわかれば、さまざまな方法で元金を考えた返済ができます。例えば返済額を増やして元金充当額の割合を増やすこともできるでしょう。また利用日数を減らして利息を抑えることもできます。

利息の計算方法を知ることで、返済の計画が元金充当額と利息を考えたリアルなものに変わります。

返済シミュレーションを利用する

カードローン各社では返済シミュレーションを用意しています。

  • 毎月の返済額を試算するために、借入残高と金利と返済回数を入力する返済シミュレーション
  • 返済回数を試算するために、借入残高と金利と返済額を入力する返済シミュレーション

しかし、注目したいのは返済回数や返済額だけではありません。それらには詳細な計画を確認できる項目があり、そこには各返済回の返済額の内訳があります。

「元金としていくら返済ができているのか?」
「利息としていくら支払うのか?」
それを確認することができます。

借入利息の計算方法は簡単なものです。しかし、毎返済ごとに計算をすることは面倒が生じるものです。返済シミュレーションをうまく活用しながら、借入利息をしっかりと確認していきましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

若松 貴英

若松 貴英

保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小企業主資産相談業務)・AFP(日本FP協会認定)/金融業務検定(法務上級)/銀行業務検定(法務2級・財務3級・税務3級)など。銀行勤務時は融資のスペシャリスト」(悪く言えば「融資しか知らない」)として勤務していました。そのため「借入」に対しる知識や経験には自信があります。