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リボルビング払いとはどういうもの?上手に使う方法教えます

お金に関する豆知識   7,616 Views
リボルビング払いとは何かと言われて即座に答えられる人も少ないでしょう。分割払いとどう違うのか、ネットでは「怖いもの」と言われているがどこが怖いのか、しっかりとした知識を持たないまま漫然と使っている人もいます。

マイナスイメージが強い支払い方法ですが、使い方次第では様々なメリットがあります。

 

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リボルビング払いの基本

リボルビング払いと分割払いの違い

リボルビング払いは通称「リボ払い」とも呼ばれる支払システムのことで、分割払いと混同して使われがちです。どちらも支払代金を複数回に分けて支払う方法ですが、考え方が違います。分割払いとの違いについて、まずは正しい知識を持ちましょう。

1.リボ払いとは

リボ払いは「基本的に支払金額を一定にする」という支払方法を言います。たとえば、毎月のリボ払いの金額を手数料込みで1万円に設定しているとすると、5万円の時計を購入しても月々の支払いは1万円です。

翌月、3万円のジャケットを購入して合計8万円の費用がかかっても、支払いは1万円で変わりません。

このように、クレジットカード会社との契約で設定した最低支払額を下回らない限り、毎月の支払額が変更されることはありません。

2.分割払いとは

分割払いは「商品ごとに返済回数を決める」という支払方法を言います。購入した商品を3回や6回、12回など事前に決めた回数に分けて支払う方法です。5万円の時計を5回払いで購入すると、手数料を別にすると毎月1万円ずつ支払います。

翌月、3万円のジャケットを3回払いで購入すると、これも毎月1万円ずつ支払います。

ジャケットの代金を支払い終えるまでは、毎月2万円ずつ支払うことになります。

リボ払いの手数料

リボ払いは、毎月の支払額が一定になるという支払方法です。カードを使って購入した件数や利用金額に関わりなく、自分で設定した金額で引落が行われるので、高額な商品を購入した場合に、毎月の返済負担を抑えることが可能です。

ただ、良く問題となるのがリボ払いに掛かってくる「手数料」です。毎月の支払い金額が一定になるので家計の管理はしやすくなったように見えますが、手数料がかかる分だけ最終的な支払い総額は一括で支払ったときよりも高くなります。

一般的なリボ払いの手数料は実質年率で15.0%です。利用しているカードによっては年利は異なります。1回払いや2回払いでの支払いでは、手数料が発生しないこともありますが、リボ払いでは必ずこの手数料を支払う必要があります。通常、リボ払いでは毎月の利用残高に対して手数料がかかります。

リボ払いで有名な楽天カードを事例とすると、手数料は実質年率で15%で、ここには金利や保証料なども含まれています。また、毎月の支払いはリボ払い設定額に手数料を合わせたものとなっています。

 

たとえば先月末の時点で楽天カードのリボ払い利用残高が3万円あったとすると、手数料を計算すると以下のようになります。

3万円×15%(0,15)÷12ヶ月=375円

この375円が今月の手数料です。もし3000円を支払うコースを選択すると、3000円に手数料を加えた3375円がその月に支払う金額となります。

 

代表的なリボ払いの返済方法

クレジットカード会社では、様々なリボ払いの方法を提供しています。代表的なものとして、「定額方式」と「残高スライド方式」の2つがあります。

定額方式

支払残高に関係なく常に毎月一定の金額を支払うのが「定額方式」です。たとえば毎月支払う金額を5000円や1万円などに設定すると、支払残高が10万円でも50万円でも、支払金額が変わりません。

一定金額を支払うため毎月の負担は軽くなりますが、支払期間が長くなるというデメリットがあります。

残高スライド方式

クレジットカード会社があらかじめ支払残高の金額に応じて毎月の支払金額を増減させる方式です。たとえば、支払残高10万円未満は毎月5000円、10万円から20万円なら毎月1万円などのように変更されます。

定額方式に比べると、毎月の支払金額は高くなりますが、多くの額を支払うため返済の長期化を防ぐことができます。

リボルビング払いのメリット・デメリット

メリット

ポイントが貯まる

「クレジットカードを使ってリボ払いにしよう」とユーザーが決めるポイントのひとつとして、ボーナスポイントなどの特典が受けられるという点が挙げられます。

リボ払いはクレジットカード会社にとっては利息を支払ってもらえる「おいしい支払い方法」ですので、各社で工夫してユーザーに積極的に利用してもらえるよう様々な特典を付けています。

「リボ払いが発生した月は、その月の利用金額すべてについてポイント2倍」とか「リボ払いを利用すると年会費が無料になる」などといったものです。金利のことは置いといて、「とりあえずポイントもらえるからラッキー」という程度でリボ払いを始めた人は多いでしょう。

手元にお金がなくても買い物できる

リボ払いのメリットとして、「手元にお金がなくても決済できる」という点も大きいでしょう。欲しい物、手に入れたいと思っていた物が目の前にあっても、支払える現金がないというとき、リボ払いを使えば限度額の範囲なら手に入れることが可能になります。

手元に10万円しか現金がないときでも、リボ払いなら30万円や50万円といった買い物をすることができます。さらに、毎月の支払額は最小限で済みます。自分の持ち合わせの現金以上の買い物ができるのは大きなメリットでしょう。

家計の管理が楽になる

また、リボ払いは毎月返済額が一定ですので、家計の管理が楽になります。リボ払いで5万円の買い物をしても、10万円の買い物をしても、毎月の支払額は固定されているので、その金額だけ確保していたら家計のやり繰りは楽になります。

余裕ができたら繰り上げ返済できる

リボ払いでは、毎月の固定費として支払う以外でも好きなときに繰り上げ返済ができます。毎月の支払いは少なめにしておいて、ボーナスが出たときに多めに支払っておくという使い方が可能です。日々の生活を切り詰めなくても、好きなときに買い物ができるようになります。

デメリット

手数料が発生する

リボ払い最大のデメリットが手数料です。ここが最も問題となる部分でしょう。カード会社ごとに若干の違いはありますが、おおよそ年率14%から18%程度の金利で手数料を支払うのがリボ払いです。

「手数料」という名目であることが多いですが、事実上の「借金の金利」です。
手数料
リボ払いは借金であって、その返済では利息を支払う必要があるというのは、意識しておくべきでしょう。

たとえば三井住友カードのリボ払いは実質年率15.0%です。かりに10万円を1年間借りっぱなしにした場合には、返済額が11万5000円となるイメージです。

返済が長期化する

リボ払いでは手数料という名目の利息の支払いが必要になるので、毎月利用していると、返済がなかなか終わりません。リボ払いは最初に設定した最小限の支払いだけで利用できる決済手段ですので、毎月の返済額が少ないときに、返済を続けてもなかなか完済に至りません。

リボ払いでポイントが付くカードとして知名度の高い楽天カードでは、金利は年率15.0%を採用しています。返済は「設定された毎月の返済額に利息をプラスする」という方式を採っています。

ネガティブな評価
ここで、たとえば楽天カードで20万円のリボ払いを毎月5000円ずつ返済することを考えてみると、返済回数は40回、支払う利息は5万1240円、返済総額は25万1240円となります。40回の返済回数というのは、3年4ヶ月です。

これに加えて毎月の生活費をリボ払いにしていくと、次から次へと未払い残高が膨らんで、いつまで経っても返済が終わらないことになります。

ローン審査で不利になる

リボ払いを使っていて、未返済の残高が多く残っている状態のとき、ローンの審査を受けると不利になることがあります。ローン審査では、リボ払いの利用履歴も確認されます。

単に利用しているだけなら大きな問題とはなりませんが、未払い分が多い人は、それだけお金に困ってそうな人であると認定されて、審査では不利に働きます。

リボ払いの利用で注意しておきたいこと

リボ払いは、それ自体では悪いものではありませんし、実際に生活していくうえで頼らざるを得ない状況もあるでしょう。リボ払いによって逆に生活を圧迫されないために、クレジットカードを契約する段階で利用方法や注意点を知っておきましょう。

最近では、様々な場所でクレジットカードが簡単に申し込めるようになっています。そのカード会社がどのような支払方法を採っているのか、そもそもリボ払いとはどのような決済方法なのか、カード会社の申込案内を良く読んで、基本的な要件を確認しましょう。

カードを申し込むと、利用規約を記載した書類が届きます。この規約を良く読んでおき、どんな契約を結んだのか確認しましょう。

クレジットカードを持つと、財布から現金がなくなっていくという実感がなくなるので、つい高額の買い物をしてしまいがちです。無計画なショッピングや飲食は控えるようにしましょう。1ヶ月にリボ払いして良い額を事前に決めておくと後から困った事態に陥らずにすみます。

リボルビング払いの賢い使い方

利息なしで使う

リボ払い最大のデメリットと言っていいのが手数料です。これを「なし」にできれば、返済に苦しむことも少なくなるでしょう。

賢いリボの使い方
ネットでも良く言及されている方法ですが、リボ払いの契約にしておいて、1ヶ月分の利用料金をリボ払いの月額支払い料金よりも低くすれば、事実上は「翌月1回払い」にできます。 たとえば、毎月の支払額を「4万円」に設定しておき、1ヶ月の利用料金を4万円以下に抑えると、まったく手数料はかかりません。

この方法を使って上手にポイントをゲットしているという事例は、ネット上でも数多く報告されています。なかには、支払額を10万円以上にしているという人もいます。リボ払い利用によってポイント3倍という特典をもらいながら、利息の支払いを0円にしているケースは多くあります。

カード会社のほうも、こういった手法を見逃しているところも多いですが、反面で利息がかからない方法ではポイントアップさせないという方針のカード会社もあります。

金利手数料が発生しないとポイントアップにならないとき

1.毎月の支払額を調節する

リボ払いを利用していれば手数料が発生しなくても特典が受けられるカードもある一方で、手数料が発生しないと特典が受けられないカードも存在しています。

そういったカードで特典のみを受け取るには、手数料を最小限に抑えながらポイントを受け取る方法が必要となります。

毎月の支払金額を自由に設定できるのなら、リボ払い手数料がギリギリ発生するように金額を調整してみましょう。月の利用金額が4万2000円のときに、リボ払い金額を4万円に設定すれば翌月に繰り越される2000円のみに発生する手数料を支払えば良いということになります。

2.ATMで随時返済する

毎月の返済金額を自由に設定できないとか、いちいち設定するのが面倒というときには、ATMを使って臨時返済しても良いでしょう。毎月の支払金額を「4万円」に固定になっているときで、5万1000円を使うと、そのままにしていると1万1000円に対する手数料が乗ってしまいます。

そこで手数料が確定する前に1万円をATMで前倒しで返済します。すると、1回目で4万円が引き落とされ、2回目は1000円に対する手数料だけで済ますことができます。

利息がどこで発生するのか注意してみよう

クレジットカードのリボ払いは、手数料の発生するタイミングが会社によって異なります。

  1. 最初の1ヶ月は利息が発生しないカード
  2. 買い物した瞬間から利息が発生するカード

以上の2種類があります。前者はお得ですが、後者は損です。

リボ払いの初回手数料が無料になるカードは以下のようなものです。

  • 三井住友カード
  • MUFGカード
  • JALカード
  • JCBカード
  • セディナカード

これ以外のカードでは、どのタイミングで利息が発生するのか、ポイントなどの特典がどのタイミングで発生するのかを確認しておきましょう。

翌月1回払いでもポイントがもらえるカードを選ぶ

クレジットカードでは、リボ払いにしておけばポイント2倍といった特典が受けられるケースがほとんどです。そういったカードでは、毎月の支払い設定額以内の買い物をするようにしておくと、特典を受けつつ手数料を支払う必要もありません。

具体的には以下のように設定しておけば良いでしょう。

カードの利用限度額と毎月の返済額を同じ額にする。

ポジティブな評価
限度枠が50万円だったら、毎月の返済額も50万円に設定します。こうしておけば、どれだけ買い物をしても翌月の返済日には必ず全額返済ができます。

どれだけクレジットカードで買い物をしても、必ず1ヶ月以内に返済できるので、利息が一切発生しません。

ただ、こういう設定が無意味になるケースも当然あります。わざわざリボ払いにしなくても、単に「翌月一括払い」に設定しておけば良いからです。

リボ払いをしているからこそ特典を受けられるカードであって、しかも利用限度額と返済額を同じ金額にできるカードでないと意味がありません。

そういったカードとして知られているのは以下のカードです。

  • 三井住友VISAカード「エブリプラス」
  • DCカード「ジザイル」
  • JCB「エイトカード」

あえて返済額を少なめに設定する

上記のカード以外でも、リボ払いによる特典を受けながら、利息をなるべく支払わずに済む方法を使うことができます。たとえば、毎月おおよそカード決済する金額を把握しておき、あえて返済額をそれより少なめに設定しておくことです。

 

利息や特典が決定した時点でATMなどで返済してしまうと、上手にポイントを貯められます。

毎月5万円をカード決済するのであれば、以下のように設定してカードを利用していきます。

 

  • 毎月の返済額を4万円に設定する。
  • 月末に請求額が確定すると、クレジットカード会社が利息を計算して少額ながら利息が確定する。
  • 利息が1円以上あることが確定し、ポイントなどの特典が確定したことを確認しておく。
  • そのうえでコンビニATMで返済する。

利息30円以下でポイントをもらう方法

上記の方法は、リボ払いが登場した頃からすでにネットで広く共有されたやり方です。利用者にとってはメリットしかありませんが、利息を支払ってもらえないクレジットカード会社にとってはデメリットしかありません。

ポイントアップしたのに、手数料を支払ってもらえないからです。そのため、近年では利息が確定した時点で全額返済をしたときに特典を付与しないという条件のクレジットカードも増えています。

 

確実にポイントをゲットするためには、返済額を調整してリボ払いの利息を支払ったほうが良いでしょう。この利息は「1円以上」あれば問題ありません。

個々のクレジットカード会社のリボ払いでのベストの金額を算出するには、非常に複雑な計算式が必要です。ざっくりと「残高2000円」に調整すれば利息は30円程度となり、ポイントなどの特典が確実にもらえます。

 

まずは残高2000円をキープして特典を確定させ、その後でATMやネットバンキングから全額返済してしまいましょう。

まとめ

クレジットカードのリボ払いは家計の管理がしやすくなるといったメリットもありますが、手数料というデメリットがあります。ポイントといった特典などを確実に受け取るには、残高を上手に残していきましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

若松 貴英

若松 貴英

保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小企業主資産相談業務)・AFP(日本FP協会認定)/金融業務検定(法務上級)/銀行業務検定(法務2級・財務3級・税務3級)など。銀行勤務時は融資のスペシャリスト」(悪く言えば「融資しか知らない」)として勤務していました。そのため「借入」に対しる知識や経験には自信があります。

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