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トラストホールディングス不動産担保ローンの評判は?

 2020/06/07 不動産担保ローン   19,062 Views

トラストホールディングス株式会社は2009年創業のノンバンクです。不動産担保事業やファイナンス事業を手掛けています。

不動産担保ローンのプロフェッショナルを自称し、各分野の専門知識を保有するスタッフの対応が評判で、最短即日融資も可能です。「二番抵当・三番抵当」「借地権・底地権」「共有持分」でも対応可能としており、最適なプランを提案してくれます。

「年利3.45%~7.45%」の低金利も魅力ですが、一方で「実質年利15.0%以下」としている点についても見てみましょう。

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トラストホールディングス株式会社の審査は通りやすい?

中小の金融業者が取り扱う不動産担保ローンの審査では「申込者の収入などの属性よりも、不動産の評価基準を重視する」という特徴があります。

申込金額に応じた不動産評価価格が十分であれば、多少の属性の不利はカバーすることができます。万が一返済不能になった場合でも、不動産を処分して回収できると判断されるためです。

トラストホールディングス株式会社でも、特に銀行ローンで対応が難しい次のような状況の方でも、審査に合格できるチャンスがあると思われます。

  • 過去に金融事故を引き起こした方(いわゆる「ブラック」の方)
  • 他社で借入を利用されている方
  • 収入面にやや不安を感じる方

不動産の条件面でも、トラストホールディングスでは、次のような場合でも柔軟に対応可能と明記されています。

  • 二番抵当・三番抵当
  • 借地権・底地権
  • 共有持分

これらの不動産条件も、銀行ローンでは対応が難しくなっています。

もちろんすべての場合で審査に合格できるとは限りません。ただしこれらの点を考慮すると、トラストホールディングスでは(特に銀行ローンと比較して)審査に通りやすいといえるのではないでしょうか。

トラストホールディングス株式会社のメリット

①上限金利が低金利

適用年利は「3.45%~7.45%」。特に上限金利が低い点が大きなメリットです。

②最短即日融資可能

不動産担保ローンは審査に時間がかかる商品が多くなっています。その中でもトラストホールディングスでは「最短即日融資可能」を明記しています。専門スタッフによるスピーディーな対応で、急な出費でも利用可能です。

③不動産条件が柔軟

「二番抵当・三番抵当」「借地権・底地権」「共有持分」といった銀行ローンでは対応が難しい不動産条件でも柔軟に対応してくれます。

トラストホールディングス株式会社のデメリット

①事務手数料を負担

利用時の事務手数料が「0.0%~5.5%」となっています。契約金利が低くても事務手数料が高額になる可能性もあります。

②期限前返済違約金を負担

トラストホールディングスでは「最高30年間」の借入が可能です。ただし契約期限前に返済、つまり繰上返済を行った場合、期限前返済違約金として返済元金に対して「0.0%~5.0%」の違約金を負担する必要があります。

残りの利息負担額・借入時の事務手数料負担額といった状況を確認して、負担の少ない返済を心がけるようにしましょう。

トラストホールディングス株式会社の口コミ情報

全体評価 4.0点
商店経営・借入希望金額2,000万円 60
毎月の返済を減らすことができました
他社で高金利の無担保融資を利用しており、不動産を有効活用できないかとトラストホールディングスに相談してみました。担当の方が親密に相談に応じてくれ、毎月の返済を減らすことができました。
全体評価 3.0点
会社員・借入希望金額1,000万円 50
難しいと思いましたが借入できました
他社のローンで返済を遅らせてしまいました。所有不動産も土地だけでしたので不動産担保ローンは難しいと思っていましたが、トラストホールディングスでは借入ができました。不明な点も丁寧に教えてくれて安心して利用できました。

商品概要

融資額 100万円~10億円  ※10億円以上は要相談
  利率 年率3.45~7.45%
  実質金利 年15.0%以内
  遅延損害金  年20.0%
  融資期間 1ヶ月~30年
  返済回数 1回~360回
  事務手数料   融資額に対し0%~5.50%  ※但し実質年率換算で出資法の範囲内。
  期限前返済違約金   返済元金に対し0%~5.50%  ※但し実質年率換算で出資法の範囲内。
  返済方法   自由返済方式、一括返済方式、元利均等返済方式、元金均等返済方式
  保証   保証人が必要な場合あり
  担保   不動産(土地、建物、マンション、アパートなど)
  申込み資格   不動産所有者の同意があれば法人、個人は問わず
必要書類 ・会社謄本(契約者が法人の場合)
・印鑑証明書(法人・個人)
・住民票(世帯全員、省略なしのもの)
・実印(法人・個人)
・確定申告書(直近3年分)
・決算報告書(直近3年分)
・土地、建物登記簿謄本
・公図
・給与証明書(源泉徴収票)または給与明細
・借入金の残高証明書(償還表があれば添付)
・本人確認書類(保険証・運転免許証)

利率と実質金利

トラストホールディングスでは「利率3.45%~7.45%」となっている一方「実質年利年15.0%以内」との案内もされています。「実質年利」とは事務手数料を負担した、「実際に支払うべき負担」という意味です。

トラストホールディングスでは、事務手数料を「融資額に対し0.0%~5.5%」とされています。この事務手数料負担を含めた負担年利が「15.0%以内」という意味です。

一見低金利の提案であっても、この事務手数料負担が高額になる可能性もありますので、注意しておきましょう。不明な点は必ず契約前に確認しておくようにしましょう。

まとめ

トラストホールディングスの不動産担保ローンは、金利が低い反面、事務手数料負担を考慮しておく必要があります。

事務手数料負担を含めた実質年利は法律の上限「15.0%」以内ですが、一見低金利でも、事務手数料負担が高額になる可能性もあります。また返済期日前違約金も考慮しておく必要があります。

トラストホールディングスの不動産担保ローン商品設計としては「金利を低くして、事務手数料を高くする」という思考が考えられますので、この点をよく理解して利用を検討しましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

若松 貴英

若松 貴英

保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小企業主資産相談業務)・AFP(日本FP協会認定)/金融業務検定(法務上級)/銀行業務検定(法務2級・財務3級・税務3級)など。銀行勤務時は融資のスペシャリスト」(悪く言えば「融資しか知らない」)として勤務していました。そのため「借入」に対しる知識や経験には自信があります。