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オリックス銀行不動産担保ローンは低金利が魅力的であるが審査基準が厳しい

 2019/05/28 不動産担保ローン   1,128 Views

オリックスと聞けば、プロ野球選手のイチロー選手を思い出す方も多いでしょう。そのオリックスグループに1998年に組み込まれたオリックス銀行は、インターネット銀行として運営を行っています。

ローンプラザ以外には有人店舗を保有せず、インターネットを利用した各種サービスを取り扱っています。コールセンターなどでは利用者の声を積極的に吸い上げており、既存の金融機関体質にとらわれない柔軟なサービスの改善を行っています。

オリックス銀行が取り扱う不動産担保ローン「オリックス銀行不動産担保ローン」は、「抵当権第2順位設定での融資に対応」「団体信用生命保険付き」「保証料不要」「引き落とし口座自由」といった柔軟な対応が可能な商品です。

ネット銀行ならではの低金利が非常に魅力的な不動産担保ローンとして人気を集めています。

おすすめ不動産担保ローンランキング

不動産担保ローン 適用金利(実質年利) 借入可能金額
つばさコーポレーション 4.000%~15.000% 上限なし(担保評価内)
ビジネクスト株式会社 2.49%~14.8% 100万円~1億円
日宝 4.000%~9.900% 50万円~5億円

オリックス銀行不動産担保ローンの審査基準は厳しい

オリックス銀行不動産担保ローンの審査において、注目すべき点は以下の3点です。

①同一勤務先に3年以上勤務(自営業の場合は、営業開始後3年以上経過)

勤続年数は無担保ローンの審査でも大きなポイントですが、オリックス銀行不動産担保ローンの審査ではかなり厳しい条件となっています。

②前年度の税込み年収が500万円以上(自営業の方は所得)

勤続年数が浅い若い方は年収500万円以上を確保するのが難しいかもしれません。

③前年度税込み年収に対する年収負担率が35.0%以内

「年収負担率」とは年収に占めるすべての借入の年間合計返済額の割合です。年間合計返済額の算出は、オリックス銀行所定のみなし金利で計算した数値となります。「すべての借入」となっていますので、他社の借入分も考慮して計算されることになります。

このような各条件があえて明記されているということで、オリックス銀行不動産担保ローンの審査基準は厳しいことが想像できます。

とくにノンバンクの不動産担保ローンの審査と比較すると、年収や借入負担などの返済能力がより重視されている内容といえるでしょう。当然、不動産担保評価額も審査を左右しますので注意しましょう。

また、オリックス銀行不動産担保ローンではオリックス・クレジット株式会社が保証を行っています。オリックス銀行だけではなく、オリックス・クレジット株式会社の審査も合格しなければいけません。

オリックス銀行不動産担保ローンのメリット

①低金利

変動金利型、固定金利期間特約型とも3%台の非常に低金利となっています。不動産担保ローンの中でもかなりの低金利といえるでしょう。

②第2順位でも利用可能

担保不動産の評価額次第で第2順位の抵当権でも利用可能です。金融機関は通常、後順位での担保設定を嫌います。万が一利用者が返済不能となった場合、担保の処分に様々な支障が生じるリスクがあるためですしかしオリックス銀行不動産担保ローンでは、後順位でも条件次第で利用できます。

オリックス銀行不動産担保ローンのデメリット

①資金使途が限られている

一般的な事業資金、個人消費性資金としては利用できません。無担保カードローンのおまとめなどでも利用できません。商品自体が低金利である分、残念な点です。

②対象不動産が限られている

担保物件の在地が首都圏、近畿圏、名古屋市、福岡市に限られている他、様々な条件が課せられます。また利用にはローンプラザに来店する必要がありますので、かなり地域が限定されているといえるでしょう。

オリックス銀行不動産担保ローンの口コミ評判

全体評価 3.0点
正社員・借入希望金額3,000万円 30
海外不動産の購入で利用しました
ハワイに海外旅行をする機会が多いので、ハワイの物件購入を検討していました。インターネットの検索でヒットしたオリックス銀行で不動産担保ローンを申し込みました。無事審査にも合格でき、低金利で契約でき満足の内容です。
全体評価 3.0点
不動産投資業経営・借入希望金額2,000万円 50
低金利が魅力
不動産投資用物件の購入を検討して、オリックス銀行不動産担保ローンに申し込みました。低金利にひかれて申込を決定しました。ローンプラザでの対応も親切で、満足できる契約で借入できました。

オリックス銀行不動産担保ローンの商品概要

利用できる方

①首都圏・近畿圏・名古屋市・福岡市に居住用不動産を所有し担保提供できる方で、オリックス銀行所定の資格・要件を満たす方

  • 首都圏:埼玉・千葉・東京・神奈川の各都県
  • 近畿圏:滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山の各府県
  • 東京・大阪の中心部までの公共の交通機関(電車・バス)を利用した所要時間が東京でおおむね1.5時間、大阪で1時間以内のエリア
  • 居住用不動産:申込者の自宅に限らず、申込者および家族名義で所有の一戸建て、マンション、アパートも対象とすることができます。

②オリックス銀行のローンプラザで来店可能な方

担保物件の地域が限定されており、ローンプラザに来店可能な方という条件ですので、利用自体が困難なケースもあるかもしれません。

③借入時の年齢が満30歳以上60歳未満で、最終返済時80歳未満の方

年齢は本人確認書類で厳密に確認されますので、正直に申告しましょう。

④同一勤務先に3年以上勤務されている方(自営業の場合は、営業開始後3年以上経過されている方)

年齢条件と含めて、勤続年数が浅い方は利用できません。

⑤前年度の税込み年収が500万円以上(自営業の方は所得)で、返済期間中、安定した収入が見込める方。

安定した収入にあわせて、あえて年収の条件が示されていることから、審査基準が厳しいことが想像できます。

⑥保証会社の保証を受けることができる方

オリックス・クレジット株式会社の保証となりますので、同社の審査にも合格しなければいけません。

⑦団体信用生命保険に加入できる方

既往歴などによっては利用できないケースもあります。

資金使途

①不動産関連資金

不動産購入(中古不動産含む)、建築資金
上記の借換資金

オリックス銀行及びオリックスグループの住宅ローンの借換には利用できません。

担保提供不動産の所在地は首都圏・近畿圏・名古屋市・福岡市に限定されていますが、借入金の使途の対象となる不動産の所在地は特に問いません。

②相続・事業継承関連資金

相続税支払資金
自社株購入資金
その他オリックス銀行が認める資金

以下の資金使途には利用できません。

事業性資金
消費性資金(生活費、カードローンなど)
資金使途が確認できない資金

このようにかなり資金使途が限定されていますので注意が必要です。

借入に際しては資金使途が証明できる書類(見積書、契約書、請求書、領収書、遺産分割協議書、株式の評価証明書など)が必要です。

借入可能金額

原則として300万円以上、2億円以内(10万円単位)
担保提供不動産の評価額範囲内(借入金の使途の対象となる不動産も担保提供可能な場合には、両方の不動産の当社担保評価額合計の範囲内)
前年度税込み年収に対する、年収負担率が「35.0%」以内

「前年度の税込み年収が500万円以上」という借入条件に加えて、(他社を含めた)年収に対する返済負担率の条件が課せられています。この点も審査基準が厳しいことを示しているといえるでしょう。

借入期間

1年以上35年以内
借換の場合は、上記期間以内、かつ借換対象の現在のローンの残存期間に5年を加えた期間以内

借入金利

以下のうち、どちらかを選択できます。(年率はいずれも平成29年6月時点)

  • 変動金利型(年2回見直し型):年3.657%
  • 固定金利期間特約付変動金利型、3年固定特約型:年3.300%
  • 固定金利期間特約付変動金利型、5年固定特約型:年3.500%

返済方式

毎月元利均等返済、年2回増額返済併用も可能

担保

担保提供不動産にオリックス銀行を権利者とする第1順位の抵当権を設定(担保提供不動産の価値によっては、第2順位以降の抵当権設定による融資も検討が可能)
在地:首都圏(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)、近畿圏(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県)、名古屋市、福岡市に限ります。
申込者および家族名義の居住用不動産
マンション(区分所有建物)の場合は専有面積40㎡以上
一戸建ての場合は土地面積が60㎡以上・土地の権利形態が所有権のもの
建築基準法およびその他法令に合致していること

担保物件についてもかなり細かい条件が課せられます。不明な点は担当者に問い合わせてみましょう。

保証人

担保提供不動産の共有者の方は連帯保証人となる必要があります。
家族名義の不動産を担保提供される場合には、原則として、名義人の方には連帯保証人となる必要がありますが、連帯保証人にならない場合には、名義人の方から借入同意書を差し入れする必要があります。
オリックス・クレジット株式会社の保証ですが、保証料は不要です。

団体信用生命保険

借入金額に見合う金額のオリックス銀行指定の団体信用生命保険に加入(加入額上限は1億円)

保険料はオリックス銀行が負担(あらかじめ金利に組み込まれています)しますので別途支払う必要はありません。

事務取扱手数料

借入金額の1.08%(消費税込み)

他にも登記費用、印紙代などの実費が必要となります。

繰上返済解約金

借入残高の一部、または全額を繰上返済する場合には、以下の繰上返済解約金(不課税)が発生します。

①固定金利期間中

全額繰上返済:繰上返済元本金額に対する2.00%の解約金が発生します。
一部繰上返済:繰上返済元本金額に対する2.00%の解約金が返済の都度発生します。

②変動金利期間中

全額繰上返済:借入日から繰上返済日までの経過期間に応じた、繰上返済元本金額に対する下記料率による解約金が発生します。
一部繰上返済:借入日から繰上返済日までの経過期間に応じた、繰上返済元本金額に対する下記料率による解約金が返済の都度発生します。

借入日からの経過期間 繰上返済元本金額に対する適用料率
1年以内 2.00%
1年超3年以内 1.50%
3年超5年以内 1.00%
5年超 0.50%

まとめ

オリックス銀行不動産担保ローンの商品内容を見てみると、不動産担保ローンとしてはかなり条件が制限されています。

低金利や最高2億円の高額融資は魅力ですが、年収条件を含めてかなり厳しい利用条件があえて明記されており、審査基準も厳しいことが想像されます。

これらの条件を満たす方であれば、オリックス銀行不動産担保ローンの利用を検討されてみてはどうでしょうか。

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ライター紹介 ライター一覧

若松 貴英

若松 貴英

保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小企業主資産相談業務)・AFP(日本FP協会認定)/金融業務検定(法務上級)/銀行業務検定(法務2級・財務3級・税務3級)など。銀行勤務時は融資のスペシャリスト」(悪く言えば「融資しか知らない」)として勤務していました。そのため「借入」に対しる知識や経験には自信があります。

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