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意外に知らない郵便局の定期預金・6つのメリット

お金に関する豆知識   31 Views
現在、日本は低金利時代に突入しています。「こんなに低金利の今どき、定期預金なんて何のメリットもない」と考えてしまいがちです。ところが、低金利の今だからこそ定期預金にはメリットがあります。特に郵便局の定期預金には多くのメリットがあり、知っておいて損はしません。
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郵便局の定期預金・「定期貯金」と「定額貯金」

定期貯金と定額貯金の違い

郵便局が運営する「ゆうちょ銀行」には普通預金金利よりも高い利率を得られる「定期貯金」と「定額貯金」があります。一般的に定期預金とほぼ同じものが定期貯金です。

ちなみに、ゆうちょ銀行では定期預金という言葉は使いません。一般的に、銀行に預けているお金を「預金」と呼びますが、ゆうちょ銀行ではすべて「貯金」と呼びます。

満期があるかないかの違い

定期預金と定額貯金は似た名称ですが、商品の内容はまったく違います。定期貯金は最初の段階で「5年定期に申し込む」などと満期を決めます。いったん申し込んだら原則的に満期が来るまで解約できません。

満期前に解約すると、当初定められた金利が引き下げられてしまい、予定していた利息が受け取れないというペナルティが発生します。また、定期貯金は満期が3年未満のものは「単利」で運用し、3年以上のものは「半年複利」で運用します。

ポイント!
最低貯金額は1000円から1000円単位で自由に決めることが可能です。解約するときには、一部解約ではなく全部解約となります。 一方、定額貯金は満期を決めずに貯金する方法です。

預金日から6ヶ月以降は自由に解約することが可能で、ペナルティもありません。定額貯金ならではの特徴として、預金後3年までは6ヶ月ごとに段階金利が適用されます。

定額貯金の複利運用

ゆうちょ銀行の定額貯金の大きな特徴は、6ヶ月複利で運用できるという点です。一部解約も可能で、少額から利用できて自由度は高いものがあります。段階金利の運用はおおよそ以下のように行われます。

  • 預金することで運用が開始される。
  • 6ヶ月で利率がアップする。ここからいつでも自由に解約できる。
  • 1年・1年6ヶ月・2年・2年6ヶ月・3年でさらに利率が上がる。
  • 3年以降は利率のアップはなしで、最大10年まで預け入れが可能。
定額貯金は一部解約が可能です。預け入れは「口数単位」となっており、最低1000円から設定可能です。

たとえば1口1000円として1万円・10口を買っておき、途中で3口だけ解約するといった使い方が可能です。1口の預金単位は1000円から300万円の8種類で、1口を分割して払い戻すことはできません。

どちらがお得か?

定期預金という商品はすべてそうですが、ゆうちょ銀行の定額貯金・定期貯金でも、満期が決まっていて満期前に解約するとペナルティが発生する商品のほうが金利は高くなります。ゆうちょ銀行の場合も、満期前解約でペナルティがつく定期貯金のほうが金利は高く設定されています。

多少金利が下がってもいつでも解約できるように柔軟な運用がしたいときには定額貯金が良いでしょう。ただ、近年は低金利が続いているため、ゆうちょ銀行でも定期貯金・定額貯金であまり大きな差はなくなっています。

定期貯金の種類

定期貯金の6種類

  • 定期貯金:最も一般的な定期貯金サービスです。
  • 担保定期貯金:基本的に定期貯金と同じですが、総合口座で運用することによって貯金残高不足のときに不足分を自動的に借入できるシステムを組み込んだものです。
  • 自動積立定期貯金:通常の貯金口座から毎月自動的に定期貯金に回すことができる自動積立制度です。
  • 満期一括受取型定期貯金:自動積立定期貯金と同じですが、これは積立期間が終了した後に元本と利息を一括で受け取れる商品になっています。
  • ニュー福祉定期貯金:障害基礎年金などを受け取っている人など一部の人が対象となっている定期貯金です。

金利は?

かつてはゆうちょ銀行はメガバンクよりも預金金利が高い時期もあり、「定期預金をするならゆうちょ」と言われていましたが、近年ではそれほどの優位性はなくなっています。とはいえ、メガバンクを見ても同様で、定期預金で得られる利息にはあまり大きな期待はできません。

2019年時点での金利は、ゆうちょ銀行でもメガバンクでも、金利は「0.01%」となっており、ほとんどゼロ金利と言ってもいいくらいです。この点では、定期貯金にあまり大きなメリットはありません。

自動積立定期貯金を使うと、自動的に貯金できるというくらいです。定額貯金になると複利で運用するため、多少のメリットは感じられます。

定額貯金の種類

定額貯金は、預け入れの日から起算して6ヶ月経過後は払い戻しが自由という定期預金制度です。3年までは6ヶ月ごとに金利が代わり、半年複利で利子を計算します。

定額貯金の3種類

  1. 定額貯金:1000円以上を1口として預け入れする通常の定額貯金です。1口の預入金額は1000円・5000円・1万円・5万円・10万円・50万円・100万円・300万円の8種類です。口数についての制限ですが、特に公式サイトでも設定の記載はありません。「据置期間」という期間が設定されており、その間は払い戻しできません。定額貯金では預入日から起算して6ヶ月です。利子は半年複利で計算します。
  2. 自動積立定額貯金:通常貯金から自動的・定期的に積み立てする定額貯金です。預入は毎月と年6回以内の特別月を併用して、最長6年間・108回まで積み立て可能です。毎月1回積み立てして、ボーナス月を特別月として積み立てするといった設定が可能です。1口の預入金額、据置期間ともに通常の定額貯金と同じです。積立日は一般月と特別月の両方を自由に設定可能です。
  3. 担保定額貯金:自動貸付ができる定額貯金です。これは総合口座に預入られる定額貯金で、通常貯金の残高が不足しているときに、この貯金を担保に自動的に貸付が受けられます。その他については通常の定額貯金と変わりません。

複利効果が期待できる

定額貯金の利子は「単利」と「複利」の2つのタイプがあります。単利というのは、初めに預けたお金、つまり元金のみに対して利子が付くもので、毎年同じ金額の利子が増えます。

それに対して複利では、元金と利子の合計額に対して利子が付きます。そのため、利子は雪だるま式に増えていきます。これを複利効果と呼んでいます。現在は超が付くほどの低金利時代であるため、少しでもお得に運用できるほうが良いでしょう。

定期貯金では預入期間が1ヶ月から2年までは単利で、満期3年以上でないと複利にはなりませんが、定額貯金では預入期間に関わりなく半年複利です。預入期間が3年未満であっても、半年ごとに利息が複利で増えます。

郵便局で定期預金する6つのメリット

①ゆうちょ銀行は圧倒的に便利

ゆうちょ銀行は郵便局の貯金業務ですが、郵便局は全国にあって、窓口のみの営業しかないところも含めると、全国に2万4000以上が設置されています。メガバンクの一角である三菱UFJ銀行でも支店数は754店舗ですので、いかに巨大か分かります。

また、銀行の営業時間は午後3時までですが、ゆうちょ銀行の窓口は午後4時まで、場所によっては午後5時まで営業しているところもあります。たった1時間、2時間程度ですが、この差は大きいと言えるでしょう。

ゆうちょ銀行のメリットは、このスケールの大きさにあります。ATMの設置数も圧倒的で、2万8800台も全国に設置されています。他の銀行でもコンビニの提携ATMを含めれば2万台以上も使えますが、ゆうちょ銀行は提携ATMを加えなくてもその程度の台数が確保されています。

農村地帯では、郵便局以外の金融機関がないというケースもあり、旅行などでお金が足りなくなったという場合でも、郵便局でお金を下ろすことが可能です。また、何気ないことですが、「通帳だけでATMから出金できる」という特徴もあります。

ポジティブな評価
「通帳と暗証番号」でお金を引き出せるので、キャッシュカード不要でいつでも出金と記帳が同時にできます。多くの銀行は通帳だけでATMから出金できることはないため、メリットは大きいと言えます。

あまり知られていないことですが、1人で複数の口座を作れるのもゆうちょ銀行のメリットです。犯罪防止や監視コストの観点から、現在ではほとんどの銀行が1人につき1口座しか開設できませんが、ゆうちょ銀行では「子どものお年玉貯金のために口座を作りたい」というと、あまり詮索されずにもう1口座を簡単に開設可能です。

預金機能としてのゆうちょ銀行は他の銀行を圧倒するほどに利便性は高いものがあります。

気軽に始められる

ゆうちょ銀行は預金口座としての機能が抜群に高いだけでなく、定期貯金は気軽に始められる点もメリットです。通常貯金の利率は「0.001%」ですが、定額貯金の利率は「0.01%」です。

1桁程度の違いで、あまり高金利とは言えませんが、何もしないよりはずっとマシでしょう。他の銀行の定期預金も、現在の低金利時代ではあまり大きな違いはありません。

ゆうちょ銀行の定期貯金の良い点は、1000円単位で気軽に始めることができるという点です。1000円以上の額から始めて、定期的に増やしていくことも可能です。

通常貯金ではないので、普通預金の口座に記帳されません。そのため、貯金するという意識をあまり強く持たずに貯蓄を始めることが可能です。

据置期間がわずか6ヶ月なので、その後はいつでも引き出しできて解約も可能と、この点でも気軽です。半年複利なので半年1回の利子発生とともに元本に自動的に加えられて加算されます。

総合通帳に定額貯金のサービスを付帯させることによって、定額貯金を担保とした自動貸付も可能です。公共料金の引落をゆうちょ銀行に指定しているとき、口座残高不足になったときに、自動的に貸付してくれます。このとき、残高に「マイナス」が生じます。

返済はその口座にお金が入ることによって自動的に実施されます。非常に分かりやすく、気軽に付帯させることができます。ある程度の額を使わずに日々の生活を送ることができているなら、ゆうちょ銀行に預けて定額貯金として貯めておくと、後は何もしなくても有利な金利でお金を増やすことができます。

貯金担保自動貸付が便利

ポジティブな評価
ゆうちょ銀行で定額貯金を使うメリットは、貯金を担保とした自動貸付があるという点が大きいでしょう。通常貯金(普通預金)の残高が足りなくなっても自動融資という形でお金を引き出すことができます。

手持ちの現金が足りないときに考えられるのは、定期預金の解約ですが、ゆうちょ銀行で解約するには窓口に行く必要があります。貯金担保自動貸付にしておくと、すぐに現金を引き出すことが可能です。

また、融資ですので返済のときに利子は付きますが、これは通常のカードローンやキャッシング、消費者金融からの借入とは比較にならないほどの低金利です。

担保自動貸付の金利

  • 定期貯金担保:約定金利+年率0.25%
  • 定額貯金担保:約定金利+年率0.5%

担保定額貯金の金利は現在、年率0.01%ですので、年率0.51%の金利で残高不足分が自動融資されます。カードローンの金利の相場はどれだけ低くても3%から5%程度、通常は14%程度ですので、まったく比べ物にならないほど低金利です。

借入限度額は預入額の90%までです。担保定額貯金に100万円預け入れておくと、90万円まで借りられます。解約は半年以上経てば可能で、解約しても元本割れはしません。

満期前の解約だと利率は下がりますが、近年続いている低金利では減る利息もわずかです。少なくとも、借入時の利息で資産が減る可能性は非常に低いです。

半年経てば引き出し可能

ゆうちょ銀行の定額貯金は、6ヶ月経過すると自由に引き出しが可能です。一般的な銀行の定期預金では、満期前に解約する場合には金利が下がるといったペナルティが発生しますが、ゆうちょの定額貯金では6ヶ月以降であればペナルティはありません。

銀行の定期預金は満期は通常1年・3年・5年などのなかから選ぶのが通常で、6ヶ月というのは非常に珍しい設定です。

5年の定期預金を選んだとき、もしお金が足りなくなって解約しようとすると、今まで頑張って使わずにいた期間を無駄にしてしまい、損したという感覚が強く出ますが、ゆうちょ銀行の定額貯金はわずか6ヶ月経てばペナルティが発生することなく引き出しできるので、非常に手軽です。

預入金額も口数ごとに金額を選ぶスタイルで、最小で1000円から始める事が可能です。長期の預入を基本として、お金が必要になったら自動貸付で引き出しが可能という柔軟性があります。

引き出しには手続きも必要ですが、普通預金に預けているとつい使ってしまうという人には利用価値は高いと言っていいでしょう。

貯蓄に向いている

ゆうちょ銀行の定期貯金だけでなく、一般の銀行の定期預金にも言えることですが、定期貯金のメリットは貯蓄に適しているという点です。定期貯金ですので、定められた期間だけ貯金を預けて満期まで解約しないことが前提になります。

契約期間の間は普通預金口座に反映されず、満期まで解約しなければ高い利子で戻ってきます。そのため、普通預金口座にまとまったお金があると、つい高価な商品を買ってしまいたくなるという傾向がある人にとっては、定期貯金にしておくと容易にお金を引き出せないので、その誘惑から守ることが可能です。

また、定期貯金には預金保険制度が適用されます。銀行預金が安心して使える基盤となるのが預金保険製尾(ペイオフ)です。万が一、金融機関が破綻したとしても元本1000万円までとその利息を預金保険機構が保護してくれます。

定期貯金は元本割れを起こさないという安心感がありますが、それに加えて1000万円までとその利息までという限度があるものの、定期貯金にしておくと安心感が高まります。また、ゆうちょ銀行の定期貯金にはキャンペーンが頻繁に行われます。

ゆうちょにとっては、普通貯金のように頻繁に出し入れされるお金よりも安定してお金を置いてもらえるので、運用に適しています。そのため、定期貯金契約者向けの様々なキャンペーンが行われます。

たとえば最初の数ヶ月間は金利を挙げたり、ある程度以上の定期貯金を契約した人にお米券をプレゼントするといったことがあります。

口数単位で細かく出金できる

ゆうちょ銀行の定額貯金の特徴は、入出金が1口単位になる点です。通常なら「50万円を定期にする」「100万円を定期貯金に回す」というやり方ですが、ゆうちょ銀行では口数で貯金します。この方法には多くのメリットがあります。

定額貯金の1口預入金額には、1000円・5000円など8種類があります。たとえば50万円を預入する際には10万円を5口というように指定して預けます。これは後の自動貸付に対応した制度です。

たとえば、お金が足りなくなって定額貯金から引き出したいとき、50万円まるごとのなかから不足分を引き出すのではなく、一部のなかから不足分を引き出すことになります。

50万円・10万円5口で定額貯金をしている人が、2万円だけ貸付したいときには、1口10万円のなかから必要な金額を引き出します。残りの4口40万円はまったく手づかずの状態でそのまま利率が半年複利でかかっていきます。そのため、満期時の利息が減る分を最小限に留めることが可能です。

まとめ

ゆうちょ銀行の定額貯金は、口数単位で預入できて1口1000円と少額から始められるという点でしょう。手軽に始められて、6ヶ月後にはペナルティなしで引き出し可能です。

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若松 貴英

若松 貴英

保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小企業主資産相談業務)・AFP(日本FP協会認定)/金融業務検定(法務上級)/銀行業務検定(法務2級・財務3級・税務3級)など。銀行勤務時は融資のスペシャリスト」(悪く言えば「融資しか知らない」)として勤務していました。そのため「借入」に対しる知識や経験には自信があります。

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