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住宅ローンで固定金利期間が終了した場合どうする?

 2018/02/01 住宅ローン   11,717 Views

住宅ローンと上手につきあっていくには、ただ借りたお金を返済していけばいいというものでもありません。金融情勢・金融機関商品内容など様々な情報を常に把握し、定期的に見直すことが大切です。

その絶好のタイミングが「固定金利期間の終了」ではないでしょうか。最近の住宅ローンは多くが「固定金利期間選択型」となっています。

その名の通り、いくつかの固定期間(3年・5年・10年・最終まで)を選択するか、もしくは変動金利を選択するか、利用者が契約時に選択する仕組みになっています。

そして一定の固定金利期間が終了すると、再度固定金利か、もしくは変動金利で返済を行うのかを選択することになります。このタイミングで、金融情勢などを把握することで、自分の住宅ローンのメンテナンスを行うわけです。

変動金利か固定金利か

まず悩むのが「変動金利」か「固定金利」かという問題でしょう。

固定金利を選択すると、以後金利が上昇しても固定期間は返済額が増えることはありません。しかし逆に金利が下落しても、返済金額も減ることもありません。

変動金利か固定金利か、どちらが有利かというのは一概にはいえません。
自分の今後の生活スタイルなどを考慮して、どちらかを選択するようにしましょう。

見直し後の金利がいくつになるのか

固定金利期間が終了する前には、事前に金融機関から案内が行われるはずです。できればその案内を受ける前に、今後の方針を決定しておきたいものです。そのために確認する事項について考えてみましょう。

  • 住宅ローン取組時の適用金利
  • 現在の自分の住宅ローンの適用金利
  • 現在の自分の住宅ローンの金利優遇幅
  • 住宅ローンの残存年数
  • 現在の取り扱い金融機関の店頭表示金利
  • 固定金利期間終了後の金利優遇の有無・優遇幅

特に「金利優遇条件」については契約時の内容も再度確認しておきましょう。

金融機関によっては「固定金利期間終了後、金利優遇幅が変更になる(場合によっては金利優遇がつかない」先もあります。

これらの要素を正確に把握し、見直し後の金利がいくつになるのかきちんと把握するようにしましょう。不明な点は、金融機関担当者に確認するようにしてください。

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ライター紹介 ライター一覧

若松 貴英

若松 貴英

保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小企業主資産相談業務)・AFP(日本FP協会認定)/金融業務検定(法務上級)/銀行業務検定(法務2級・財務3級・税務3級)など。銀行勤務時は融資のスペシャリスト」(悪く言えば「融資しか知らない」)として勤務していました。そのため「借入」に対しる知識や経験には自信があります。