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金融リテラシーを劇的に向上させる4つの方法

 2020/04/03 お金に関する豆知識   5,100 Views

金融リテラシーとは、金融に関する知識や情報を正しく理解して、自分から主体的に行動・判断することができる能力を指しています。

金融庁は最低限身につけるべき金融リテラシーとして家計管理・生活設計など4つの分野に分けて、適切な収支管理やライフプランの利用などを推奨しています。

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最低限身に付けるべき金融リテラシーとは?

金融庁は2013年に「最低限身に付けるべき金融リテラシー」について大規模な調査を行っています。このときに、政府としての正式な金融リテラシーについての見解も明らかになっています。金融リテラシーとは何を指すのか、まずは確認しておきましょう。

家計管理

【適切な収支管理】

金融リテラシーの筆頭に挙げられているのが、家計管理です。家計の収支を適切に管理することが必要であることを理解し、習慣となっているかどうかが大切とされています。

主に以下のようなことを把握していることが重要です。

  • 使えるお金・資源には限りがあることを理解している。
  • 収支をバランスさせて赤字を発生させないことの重要性について理解し、実践できる。
  • 自ら考えて優先順位をつけるという意思決定の基本を理解し、支出管理において実践する態度を身に付ける。
  • 必要なものと欲しいものを区別して、計画的に支出を行うことができる。
  • 必要な見直しを行い、収支の改善に勤めることができる。
  • 家族それぞれが家計全体を意識して収支管理に努めることができる。

また、以下のように現状の収入や支出を的確に把握できることも必要とされています。

  • 収支を記録することの重要性について理解している。
  • 収入、支出の情報を的確に把握し、収支を記録することが習慣化している。
  • 収入のうち、手取り額を給与明細書などで把握している。
  • 収入、支出の特性(一時的か定常的か)を的確に把握し、先行きの収支見通しを立てて、適切な収支管理につなげることができる。

生活設計

【ライフプランの明確化及びライフプランを踏まえた資金の確保の必要性の理解】

ライフプランを明確にしているかどうかを以下のような指針で判断します。

  • ライフプランの必要性を理解し、自分の夢や希望を実現するためにライフプランを立てている。
  • 働くことの意義を、夢や希望の実現と関連付けて理解し、職業選択をライフプランの一環として主体的に考えている。
  • ライフプランに沿ってライフイベントごとのイメージを具体化している。
  • ライフプランの実現に向けて計画性をもって努力する態度を身につけている。
  • 内的および外的な環境の変化に応じて、ライフプランを見直すことができる。
  • 家族それぞれのライフプランを共有し、互いにその実現に向けて協力できる。

ライフプランを実現していくには、経済的な裏付けとして資金が必要です。その確保が必要であることを理解して、必要な資金を貯蓄・資産運用、借入などによって計画的に準備できることも生活設計ができるかどうかを判断する指針となります。

  • ライフプランを実現するうえでお金が果たす役割を理解する。
  • 働き方や付加価値の付け方によって生涯所得などに大きな差異が発生することを理解し、お金を得たり、夢や希望を実現したりするには様々な努力や工夫が必要であることを理解する。
  • 限られた予算のもとでよりよい生活を築き、将来に備えて貯蓄を行うことの意義を理解し、実践できる。
  • ライフプランに沿ってライフステージごとにどのようなお金がどの程度必要か考えて、不測の事態への備えも併せて計画的に貯蓄、資産運用を行い、必要に応じた保険加入や借入を適切に利用できる。
  • 税金や公的保険の基本的仕組みを理解するとともに、金融商品について、その特性に応じて資金の目的に合わせて選択することができる。

金融取引の基本としての素養

【契約にかかる基本的な姿勢の習慣化】

金融商品などの契約を行う際に、契約内容や契約に伴う責任を理解して、理解できない契約は締結しないことが習慣となっていることも、金融リテラシーの項目として挙げられています。

  • 契約の成立、責任・効力、解除などの基本と自己責任原則を理解している。
  • 入手した情報を吟味できて、自分でも情報収集して適切に活用できる。
  • 契約後も、業者などにゆだねたままにせず、保有する金融商品の状況の悪化などがないか自分で確認することが習慣となっている。
  • 消費者の権利と義務を自覚し、自立した消費者として行動できる。

【情報の収入】

金融取引を行う前に、情報の入手先や取引の相手が信頼できる業者であるかどうかを確認することが習慣となっていることも金融リテラシーのひとつです。

  • 情報通信技術などを活用して情報を収集して、消費生活に活用する。
  • 金融分野では、金融取引を装った詐欺などを行う悪質な者に狙われやすく、その場合はお金を全額回収することは難しいことを理解し、慎重な契約を心がけている。
  • 金銭トラブルや多重債務の実態を知り、巻き込まれない態度を身につけている。

【インターネット取引】

  • インターネット取引では、情報の抜き取りや不正アクセス、誤発注、障害などといった対面取引の場合とは異なる様々な危険が伴うことを理解していることも金融リテラシーです。
  • インターネット取引での本人認証の仕組みを理解している。
  • インターネット取引でのトラブル事例を知り、注意する必要性を理解している。
  • 機器の通信などのトラブルによって一時的に取引ができないことがあり得ることを理解している。

金融分野についての知識

【金融経済教育の基礎】

金融経済教育の基礎事項を理解していることは、金融リテラシーとして重要です。

  • お金の働きや役割を理解している。
  • 金利の働きについて理解している。
  • 金利と期間との関係を理解し、複利の効果を理解している。
  • リスクの意味について理解している。
  • リスクとリターンの関係について理解している。
  • 市場の働きや機能を知り、市場経済の意義を理解している。
  • インフレ、デフレの意味を理解している。

【金融経済情勢に応じた金融商品】

  • 金融商品の背景にある金融の機能について理解している。
  • 金融商品(預貯金、株式、債券、投資信託、保険、外貨建て商品、ローンなど)の基本的な内容および性質について理解している。
  • 景気動向や金利の動きが、金融商品の価格や利回りなどに及ぼす影響について理解している。

【取引コスト】

金融商品のを利用するにあたって、取引のコストを充分に理解していることも重要です。

  • 手数料などのコストが金融商品の利用では異なることを理解している。
  • 資産形成商品に投資する場合には、商品の選択にあたって実質的なコストを理解している。
  • 金融商品の取引に関する税制や税金についても概要を把握している。

保険商品

【保険でカバーすべき事象】

リスク管理の理解
  • リスクを把握すること、コントロールすること、保有すること、移転することを知る。
  • 保険はリスクを移転する手段であり、発生頻度の低いものと発生すると損失が大きくなる場合などに向く商品であることを知る。
ニーズとの合致
  • 自分のニーズと購入を検討している保険商品の内容が合致しているか確認する。
  • 保険商品のなかには貯蓄機能を有するものがあることを理解し、自分のニーズに照らしてその必要性を判断する。

【カバーすべき事象発現時の経済的保障の必要額】

  • 備えるべきリスクと必要な金額をカバーするために適切な保険商品を検討・選択し、家族構成や収入などの変化に応じた見直しをすることができる。
  • 生命保険の分野では、社会保障や企業福祉、本人の収入や貯蓄などで補える金額を考えたうえで保険商品で備えるべき金額を把握できる。

ローン・クレジット

【住宅ローンを組む際の留意点の理解】

  • 住宅ニーズを考慮したライフプランを描いている。
  • 住宅ローンについて基本的な特徴を理解している。

年収を上回る借入額となることが多く、返済期間は多くが10年から35年程度と長期にわたることを理解していることが重要とされています。

→ → 住宅ローンについての必要な具体的知識を有している。

変動金利や固定金利といった金利タイプがあることや、金利のほかに諸経費が必要であることを知っていることが必要です。

→ → 事故の返済能力に応じた適切な住宅ローンを組むことができる。

複数の金融機関や商品を比較することや、各種ローンのメリット・デメリットを理解すること、借りられる金額と安心して返済できる金額には違いがあることなどを理解していることが必要とされています。

→ → 必要に応じて返済計画を見直すことができる。

返済期加入は定期的に返済額や収入をチェックして返済計画の見直しを必要かどうかを確認し、返済の延滞が生じるリスクがあるときには、金融機関や専門家に相談して対応することができるかどうかということです。

【無謀なカードローンやクレジットカードの利用を行わないことの習慣化】

→ → ローンなどを生活設計のなかで位置づけている。

カードローンやクレジットカードは資金を消費してしまいやすいことに留意し、無計画・無謀な利用を避けることを理解していることが必要です。

→ →カードローンなどの消費者金融やクレジットカードの特徴、メリット・デメリットを理解している

消費者金融には利便性のメリットもある反面で、金利負担というデメリットがあること、クレジットは先に商品やサービスを購入して代金を後払いする約束であることを理解していることなどが要求されます。

→ → ローンやクレジットカードの返済を適切に履行しない場合には重大な影響が生じ得ることを理解している。

多重債務の実態を知り、そうなった際の相談窓口を知って相談できることが大切です。

→ → 利用にあたっては慎重な姿勢を取ることの重要性を理解し、無謀な利用を行わないことが習慣になっている。

ローンやクレジットは他人からの借金であって、将来の収入から返済しなくてはならないことを認識することや、自分自身の限度額を知っていることなどが要求されます。

資産形成商品

【人によってリスクは異なるが、仮に高いリターンを得ようとする場合には、より高いリスクを伴うことの理解】

  • 自らの生活設計のなかで、どのように資産形成していくかを考えている。
  • リスクとリターンの関係を正しく理解している。

リスクとリターンの関係は、一般的には「ローリスク・ローリターン」「ミドルリスク・ミドルリターン」「ハイリスク・ハイリターン」という関係で整理でき、高いリターンを得ようとすると、高いリスクを伴うことを理解していることです。

→ → 自らのリスク許容度を踏まえて合理的な選択ができる。

自分のリスク許容度は、資産の状況やそれぞれのライフプラン、生活設計、金銭感、働き方などによって異なることを理解していることが重要です。

【資産形成における分散効果の理解】

→ → 分散を行うことにより、リスクの低減を図ることができることを理解している。

個別の金融商品にはそれぞれのリスクがあるため、複数の異なるリスクを持つ金融商品に分散して投資することによって、リスクを軽減させることが資産形成では重要であることを理解しているという意味合いです。

金融リテラシーの必要性

そもそも金融経済を知る目的は?

1.生活スキルと高める

多くの人が様々なライフステージで、貯蓄や資産運用などの金融商品を利用することで金融と関わることになります。社会人として経済的に自立して、確かな暮らしを送っていくには、計画性のない支出は抑えて収支を安定させるために、金融商品を適切に利用することが重要になります。

そのためには、金融全般にわたる基礎的な知識を得るとともに、金融商品や金融サービスの特性を理解して情報を収集する必要があります。金融リテラシーを育てるということは、大切な生活スキルです。

2.健全で質の高い金融商品を育てる

金融にかかわる規制は徐々に緩和しつつあるため、様々な金融商品が登場しています。多種多様なサービスが提供されるようになっており、選択の幅は広がっていますが、利用者が正確に理解することが困難になっています。

金融だけでなく、多くの商品やサービスは消費者が充分な知識や情報を持って厳しい目線を持つことで適切な競争をうながし、よりニーズに合った良質な商品やサービスを生む原動力となってきました。消費者がそれぞれに金融リテラシーを持つことは、金融商品の質の改善のために欠かせません。

各年代で身につけたいこととは

小学生

買い物や小遣い、お年玉、手伝いなどの体験を通して、お金に関わる経験や知識、技能などを身につけ、社会のなかで行きていく力の素地を身に付けることが必要です。

具体的には、小遣い帳を付けたり、商品の選び方をしって工夫して買い物できたりするようにすることが挙げられます。

中学生

小遣い管理や買い物の経験も増えて、家計や生活設計について理解し、将来の自立に向けた基本的な能力を養うことが必要です。

具体的には、家計の収入や支出について理解を深めたり、職業体験などを通じて勤労を実感して就きたい職業について考えたりすることが挙げられます。

高校生

生活設計の重要性や社会的責任について理解し、社会人として自立するための基礎的な能力を養うことが必要です。

具体的には、長期的な資金管理の重要性を理解したり、進路選択などを通じて意思決定の重要性を理解したりすることが挙げられます。

大学生

社会人として自立するための能力を確立することが必要です。

具体的には、仕送りなどの収入と学費や生活費などの支出を把握することや、クレジットカードを利用するには借金であることを理解して支払い可能な範囲で利用すること、卒業後のライフプランを具体的に描くことなどが挙げられます。

若年社会人

生活面でも経済面でも自立することが必要です。

具体的には、給与天引き預金を行うといった工夫をして貯蓄行動を定着させることや、収入のうちの手取り額と生活費などの支出を把握すること、保険や年金の内容を把握すること、キャリア計画を立てて必要な自己啓発を行うことなどが挙げられます。

一般社会人

社会人として自立して本格的な責任を担うことが必要です。具体的には、住宅購入・子育て・子供の進学などのライフイベントについて必要な知識やノウハウを習得して資金管理を行うことや、不測の事態を想定して貯蓄や保険加入などを適切に行うこと、必要に応じて住宅ローンなどの負債も計画的に利用できることが挙げられます。

高齢者

定年退職した後に年金生活を送ることになります。年金受給額の範囲内に支出を抑えるライフスタイルに切り替えることや、判断力や理解力が衰えた場合の資産の管理や運用の準備を行うことが必要です。

金融リテラシーを学ぶには

金融に関する環境は時代によって大きく変化していきます。それに連れて様々な金融商品や金融サービスが生まれます。そういった進化に取り残されないよう、社会人になってからも新しい情報を得て、金融リテラシーを高めることが必要になります。

それには金融機関や業界団体、自治体などが実施している金融セミナーや公開講座などが利用できます。

また、金融広報中央委員会は「知るぽると」という公式のウェブサイトを運営して、金融リテラシーの向上に役立つ情報を提供しています。金融広報中央委員会は日本銀行のなかに事務局を置いている中立・公正な団体です。

知るぽるとでは、金融と経済の仕組みや暮らしのマネー情報などの情報の提供を行うとともに、ビデオで学ぶコーナーなど、子供から大人まで分かりやすくお金や金融について知ることができるように工夫されています。

生活設計診断や資金プランシミュレーションなど家計管理に役立つコンテツも用意されています。

金融リテラシーを劇的にアップさせる4つの方法

家計簿を付ける

最も簡単に、しかも劇的に金融リテラシーがアップする方法は「家計簿を付ける」ことです。

金融庁が「最低限身につけるべき金融リテラシー」の調査でも真っ先に挙げているのが「家計管理」で、家計の収支を適切に管理して、それを習慣にすることで様々な金融リテラシー能力が上がることが分かっています。

家計簿を付けることでアップする金融リテラシーには以下のようなものがあります。

  • 自分が使えるお金には限度があることを理解できる。
  • 赤字を発生させないことの重要性を知ることができる。
  • 優先順位を付けて支出を管理できるようになる。
  • 必要なものと欲しいものを区別できるようになる。

たとえば、食べることが好きでいつも外食している人は、実際にはそれ自体では悪いことではありません。外食費に使うお金は毎月どの程度なのか、それによる赤字の発生を抑えることができているかをチェックするほうが大切です。

食費はかかるが、他にお金のかかる趣味がないのであれば、家計管理としては成功していると言えるからです。

家計簿を付けるといっても、買い物をするたびにレシートをもらって定期的にノートにつけていくというのは、実際にやってみるとかなり面倒であることが分かります。こういった一連の収支管理は、スマホのアプリで簡単に行うことができます。

良く使われるのが「マネーフォワード」というアプリです。簡単に日々の収支を入力することができ、クレジットカード決済も自動でデータを反映してくれます。

銀行などの金融機関と連携しているので、銀行口座への預入が引き出しも自動的に反映されるというメリットがあります。

「LINE家計簿」もキャッシュレス決済を積極的に利用している人には便利なサービスです。

金融を学べる本を読む

金融リテラシーに関する本はネット上にも数多くおすすめされています。専門家の選んだ書籍で金融リテラシーを高める本なら信頼も置けるでしょう。

三菱系列の研究所の所員が選んだ金融リテラシーを高める本から5つを挙げてみましょう。

1.アメリカの高校生が呼んでいる資産運用の教科書

「パーソナルファンド」という考え方があります。これは「どうやったらお金持ちになれるか」という単純な質問に対する答えをどうやって導くのかというマインドセットの一種です。これをアメリカの高校生に向けて書いた本が「アメリカの高校生が呼んでいる資産運用の教科書」というものです。

どうやったらお金持ちになれるかという質問の答えは「規則正しい貯蓄の習慣と、複利効果を知ること」という単純なものです。これを分かりやすく解説しています。

2.池上彰のお金の学校

テレビキャスターとして著名な池上彰さんの著作はどれも分かりやすいことで定評があります。池上さんの秀逸なところは、分かりやすいだけでなく、物事の本質を指摘している点です。

「知らないと損する 池上彰のお金の学校」という本では、お金の歴史や銀行の成り立ちから始まり、様々な資産運用に役立つ情報が分かりやすい解説で書かれています。

金融になじみがない人にとっては、銀行間取引やコール市場と言われてもさっぱり理解できないかもしれませんが、池上さんの本ではそういった難しい内容もすんなり理解できます。

3.投資信託にだまされるな!

「新・投資信託にだまされるな! 買うべき投信、買ってはいけない投信」は、日本の投資信託の問題点について、ファイナンシャルプランナーの立場から説明してある本です。本で言われていることは非常にシンプルです。

  • 銀行や証券会社がすすめる投資信託には長期資産形成とは逆の発想のものもある。
  • 投資信託そのものは悪い金融商品ではないが、特性を理解してから使うべきである。

この内容を分かりやすく、役立つ内容としてまとめた本で、多くのサイトや情報誌でもおすすめされています。

4.臆病者のための株入門

「臆病者のための株入門」は、様々な角度から経済や金融についての著作を欠いている橘玲さんが書いた本です。

橘さんは、日本経済新聞でも連載を持っていたことがある、経済系のノンフィクションライターとして知られている人です。この本では、世界中にあふれる投資法を3つに類型化している点がユニークなところです。

  • チャートだけを見て投資するトレーディング
  • 割安株を探して投資する個別株長期投資
  • インデックスファンドへの投資

タイトル通り、過度なリスクを取らないで資産形成を目指す人はどうすべきなのかを述べている本です。貨幣価値の変化や金融商品のキャンペーンの見方など、新しい視点を与えてくれる本です。

5.敗者のゲーム

「敗者のゲーム」は、投資家の指南書として世界的に有名な本です。タイトルの敗者のゲームとは資産運用のことです。

資産運用は「勝ちに行く」のではなく、「負けないこと」が重要という内容の本です。市場に勝つという視点ではなく、個人がどうやって長期運用で資産を管理するかということを解説しています。

FPの勉強をする

お金のことに詳しくなりたい、金融リテラシーを高めたいと考えているなら、時間はかかりますがファイナンシャルプランナー(FP)の勉強をしてみましょう。

FPは技能検定試験が実施されており、それぞれ受験資格や難易度がありますが、実際に受験しなくても構いません。資格として取得するのではなく、金融リテラシーを高めるための方法としてFPの勉強をしてみましょう。

日本FP協会が掲げるFPとは以下のような職業です。

「人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立てて、経済的な側面から実現に導く方法がファイナンシャルプランで、プランニングには家計にかかわる金融や税制、不動産、住宅ローンなど幅広い知識を必要とする。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考えるのがFPである。」

まさに、金融庁が提唱する金融リテラシーに必要な能力を育てることと同一です。

FPの勉強を通して学べるものはたくさんありますが、代表的なものは以下のようなものです。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスクマネジメント
  • 金融資産運用
  • 税制
  • 不動産
  • 相続、事業継承

特に資格取得にこだわる必要はありません。資格勉強ではないと思うことで気楽に始めることができます。

簿記を勉強する

簿記の勉強も、金融リテラシーを高めるのに役立ちます。資格としても使い勝手の良いものですので、就職や転職に役立ちますし、1年間に3回も試験が実施されるのでモチベーションも保ちやすいでしょう。

ポジティブな評価
簿記の良い点は、ビジネスの基本である「経営成績」と「財政状態」を明らかにするテクニックを学べるという点です。簿記はざっくり言うと「財務諸表を作る能力」のことです。この能力を育てるだけで、多くの知識を手に入れることが可能です。

簿記は非常に汎用性が高く、教材も手に入れやすいというメリットもあります。

たとえば、以下のようなことは簿記の基本を学ぶだけで手に入れられる知識です。1年後に100万円の支払いをする条件で商品を売買したとき、代金を6ヶ月後と早めに決済することになったら利息分がカットできます。早めの決済は資金を少なくするために重要です。

ところが、もし今支払っても1年後に支払っても同じ100万円で済むのであれば、支払いは1年後にすべきです。その100万円を元本として1年間運用して利息分を自分のものにできるからです。簡単なことですが、これは重要なことで、資産運用にも役立ちます。

所得税の確定申告では、年間納税と中間納税の2種類があります。年間納税は1年分をまとめて支払う納税方法で、中間納税は6ヶ月ごとの税金を支払う納税方法です。税金そのものは中間納税だろうと年間納税だろうと変わりません。

税務署が利息を請求することもなく、逆に中間納税だから税金が安くなることもありません。それなら、年間納税にして余っている資金を運用したほうがずっとお得です。

こういったことも、簿記を学ぶと知識として身につきます。

まとめ

金融リテラシーは自己責任の時代にはぜひとも必要な能力です。自分のお金は自分で管理して運用するという時代に入った日本では、今後は金融リテラシーを高めた人が成功するようになるでしょう。

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若松 貴英

若松 貴英

保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小企業主資産相談業務)・AFP(日本FP協会認定)/金融業務検定(法務上級)/銀行業務検定(法務2級・財務3級・税務3級)など。銀行勤務時は融資のスペシャリスト」(悪く言えば「融資しか知らない」)として勤務していました。そのため「借入」に対しる知識や経験には自信があります。

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