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ビジネスローンは無担保で利用できる?無担保ビジネスローンの特徴と注意点は?

 2019/11/05 ビジネスローン   26 Views

企業のビジネス場面では、順調に推移していても、突如として資金に困ることがあります。

「取引先が倒産して入金がストップしてしまった」
「思いもかけない事情で資金が足りない」

このような場面ではビジネスローンの利用を検討してみましょう。最近では様々な金融機関がビジネスローンを商品化して提供しています。そしてそのビジネスローンの多くが「無担保」で利用可能になっています。

担保とは?

そもそも「担保」とは何なのでしょう。「担保」とは金融機関にとっての「保険」のようなものです。金融機関は万が一、融資の返済が滞ってしまった場合、あらかじめ提供された「担保」を処分して融資金の返済に充当します。担保を処分することで損失をカバーできます。

担保には、以下のような様々な種類があります。

  • 預金担保
  • 受取手形担保
  • 有価証券担保(株式、社債など)
  • 売掛債権担保
  • 動産担保
  • 不動産担保

このうち一般的に利用されているのは「不動産担保」です。ただし近年ではその他の担保を利用して資金調達を可能とする金融機関の商品も多くなっています。

バブル崩壊以後、不動産担保に頼ったいわゆる「不動産担保神話」は崩壊してしまいました。バブル期には多くの金融機関が高騰する不動産を背景にその価値を大幅に超える金額を貸付していました。それがバブルがはじけてしまったことで、不動産の価値が急落してしまい、その結果回収不能となった「不良債権」が残ってしまったのです。多額の不良債権は、長期に渡り金融機関の経営に大きく悪影響を与え、中には倒産に追い込まれた金融機関も多く発生してしまいました。

現在は不良債権問題もひと段落していますが、このような失敗を再度起こすわけにはいきません。そのため現在の融資審査では、不動産担保に頼った審査ではなく、あくまで「利用者の返済能力」を中心に審査を行っています。

とはいっても、やはり「担保」は金融機関にとって「リスクをカバーする」という意味で大きなウエイトを占めることもあります。万が一の返済をカバーできることから、担保があれば積極的な融資が可能となります。またリスクをカバーできることから高額融資や低金利融資も可能となります。

企業側にとっての担保の意味合いは?

一方、借りる側の企業にとっての担保の意味合いはどのような点なのでしょう。担保を提供することで低金利かつ高額融資による資金調達が可能になるという意味では、企業側でも有利といえるかもしれません。

ただし万が一返済ができなくなった場合、提供した担保は金融機関に処分されてしまいます。「担保処分」は裁判所などを通じて法的に執行されますので、拒否することはできません。強制的に処分されてしまうことになります。

例えば事業所を不動産担保として提供していた場合、競売により第三者の所有物になってしまうと、立ち退きを迫られ、以後事業継続が不可能になるという状況にも陥ってしまいます。

またそもそも提供できる担保がなければ、担保を活用した資金調達はできません。「不動産を所有していない」「借入希望金額に応じた担保となるような有価証券や売掛債権はない」といったような状況では、どうしても「無担保」での資金調達などを検討する必要があります。

無担保のビジネスローンとは?

日本貸金業協会の「資金需要者等の借入れに対する意識や行動に関する調査結果報告(平成28年8月)」によると借入先を選定する際に重視するポイントの第2位が「無担保で借入できること(36.3%)」となっています。

ちなみに第1位は「金利が低いこと(65.1%)」この結果からも資金調達を目指す企業にとって「無担保=担保なしで借入できる」先が大きな意味合いを持っていることがわかります。

参照:【貸金業関連資料】調査・分析レポート等(令和元年度) | 日本貸金業協会

最近のビジネスローンでは、多くの先が「無担保」で利用できるようになっています。担保提供できる不動産などがなくても借入できます。

また審査スピードも向上しており、急な資金需要でも対応できるようになっています。早い先では申込を行ったその日に融資を受ける「即日融資」も可能です。

無担保ビジネスローンには、大きく分けると「カードローン型」「証書貸付型」の2種類があります。このうち便利なのは「カードローン型」でしょう。一枚保有しておけば、借入限度枠の範囲内でいつでも借入や返済ができます。

借入は提携先ATMを利用して行うことができます。例えば提携先コンビニATMを利用できれば、急な資金ニーズでも簡単にすぐに現金を引き出すことができます。

「証書貸付型」は基本的に一度借入を行うと、あとは返済を続けていくだけです。追加借入を希望する場合は、再度申込を行い審査を受ける必要があります。

自社の状況に応じてどちらのタイプのビジネスローンを申し込むか、また金融機関のビジネスローン商品の内容を十分理解して申込を行うようにしましょう。

無担保ビジネスローンの審査は?

ビジネスローンを利用するのには審査に合格しなければいけません。審査基準は各社異なっており、一概に比較することはできません。

ビジネスローンに限りませんが、一般的には「銀行融資は審査が厳しい」「消費者金融は審査基準が緩やか」とされています。

この点から有担保・無担保問わず一般的には銀行ビジネスローンに比較すると、消費者金融系のビジネスローンは審査に通りやすいといえるでしょう。

では有担保と無担保のビジネスローンの審査基準はどのように比較できるのでしょう。これも一般的な話となりますが、この点については相反する2方面の考えがあります。

無担保とはその名の通り「担保無し」で融資を行うことです。金融機関にとっては万が一の「保険」となる担保がありません。そのため貸倒を発生させないように審査基準を厳しくする必要があります。

一方、無担保のビジネスローンは有担保商品に比較して少額融資に特化した商品です。金融機関によって異なりますが数十万円~数百万円、多くても500万円程度の商品が多くなっています。

1,000万円を超える高額では各金融機関でも有担保で対応する先がほとんどです。審査基準は借入金額が高額になるに従い、厳しくする必要があります。

この点からは少額融資に特化した無担保ビジネスローンは、有担保商品に比較して審査基準は緩やかであるといえるかもしれません。ただしその分金利は高めに設定されています。

一般的には、少額融資に特化した無担保ビジネスローンは有担保ローンに比較して借りやすいといえるのかもしれません。「保険」がなくても売上収入などから返済可能であると判断されれば、中小企業や個人事業主でも利用可能としているビジネスローンが多くなっています。

無担保ビジネスローンを利用する場合の注意点

無担保ビジネスローンの特徴のひとつが「金利が高い」という点です。無担保であるということは、金融機関側にとっては貸倒リスクが高いことを意味しています。そのためそのリスクをカバーする必要があるために、金利が高めとなっています。

金利が高ければ、当然返済金額はそれだけ大きくなります。そのため利用する事業者は、念密な返済計画を立てて借入することがより重要になります。また借入以後の利息負担を減らすためにも、できるだけ早期に完済することを目指しましょう。余裕がある時に繰上返済を行うことを検討していくようにしましょう。

またカードローン型のビジネスローンでは、不要な借入は行わないことも大切です。自社努力で資金繰りを改善できるのであればそれに越したことはありません。手軽に利用できる分、不要な借入が増加してしまうことのないように心がけましょう。

無担保ビジネスローンのメリット

①無担保で利用できる

その名の通り。無担保のビジネスローンです。提供できる不動産などの担保が無くても利用できます。

②審査スピードが早い

担保に対する判断が不要な分、審査にかかる時間も早くなります。早ければ申込を行ったその日に融資を受ける「即日融資」が可能な商品も多くあります。

③手間が少ない

担保に関する資料を準備する必要がありません。申込に対する手間は有担保ローンに比較して各段に短くてすみます。

無担保ビジネスローンのデメリット

①高額融資は不可能

無担保で利用できるビジネスローンは、多くが少額融資に特化しています。少なくとも1,000万円を超える高額融資は有担保で対応する金融機関がほとんどです。

②金利が高め

有担保商品に比較すると、適用金利は高めに設定されています。いわゆる「保険」」が無い分、リスクをカバーする意味で金利を高く設定する必要があります。

おすすめの無担保ビジネスローン

①ビジネクスト

ビジネスローンの分野で圧倒的な人気を誇るのが「ビジネクスト」です。大手消費者金融「アイフル」のグループ会社の消費者金融で、累計10万口座以上の利用者実績があります。来店不要で最短即日融資が可能で、セブン銀行ATMなどのコンビニから借入・返済ができます。

②オリックスVIPローンカード BUSINESS

オリックス・クレジット株式会社が提供しているローンカード型のビジネスローンです。オリックス・クレジット株式会社はオリックス株式会社の完全子会社の金融サービス業者で安心して利用できます。ビジネスローンですが、プライベートでも利用可能。最短即日融資可能なスピードで急な資金ニーズでも対応できます。

③プロミス自営者カードローン

三井住友銀行グループの「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社」が提供しているローンカード型ビジネスローンです。「プロミス」のブランド名でも知られる大手消費者金融ですので安心して利用できます。個人事業主向けのビジネスローンで、最短1時間融資が可能です。ビジネスローンですがプライベートでも利用可能となっています「。

まとめ

無担保のビジネスローンはその名の通り無担保で利用できる、資金需要に困った事業者にとってはありがたい商品です。

ただし無担保である分、適用金利は高めに設定されています。手軽に借入できますが、申込は慎重に行うようにしましょう。

状況次第ですが有担保の方が圧倒的に金利負担は少ない済みます。

また無担保ビジネスローンに頼りきることも問題です。自社努力で解決はできないでしょうか。一時的に無担保ビジネスローンを利用しても早期に返済できる目途はないでしょうか。

  • コスト削減
  • 販売先の選別
  • 売上上昇のための対策

このような自社努力を常に怠らないことは、経営者としては当然のことです。無担保ビジネスローンはあくまで補助的な役割を果たしていきたいものです。

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ライター紹介 ライター一覧

若松 貴英

若松 貴英

保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小企業主資産相談業務)・AFP(日本FP協会認定)/金融業務検定(法務上級)/銀行業務検定(法務2級・財務3級・税務3級)など。銀行勤務時は融資のスペシャリスト」(悪く言えば「融資しか知らない」)として勤務していました。そのため「借入」に対しる知識や経験には自信があります。

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