返戻率が高いおすすめ学資保険ランキング【2021年1月更新】

返戻率が大きく落ち、もはや元本割れも珍しくなくなってしまった学資保険。学資保険はおすすめしないとする情報サイトも最近は多く、「本当に学資保険って必要なの?」と考える方も少なくありません。
確かにそうした考えもあるでしょう。しかし2021年1月現在、100%を超える返戻率の学資保険は数は減りましたがまだまだ残っています!
もちろん学資保険において重視するポイントは各家庭によっても異なると思いますが、学資保険は返戻率で選べ!と言われているように、返戻率は学資保険比較において欠かせないポイントです。
このページでは、学資保険を返戻率のほか、クチコミ人気からも比較し、ランキング形式で紹介していきます。

Contents
返戻率でみる学資保険ランキング【2021年1月更新】
返戻率のことを知ってしまうとどの学資保険が一番返戻率が高いのか気になりますよね。ということで、返戻率の高い学資保険をランキングでご紹介します。
契約者:30歳男性 /被保険者年齢:0歳 / 受取総額:300万
月払/10年払込/22歳満期/払込免除あり
ランキング | 返戻率 | 保険会社 | 商品名 |
---|---|---|---|
1位 | 107.0% | 日本生命 | ニッセイ学資保険 |
2位 | 105.7% | 明治安田生命 | つみたて学資※21歳満期 |
3位 | 105.5% | ソニー生命 | 学資金準備スクエアⅢ型 |
4位 | 105.5% | フコク生命 | みらいのつばさ「ジャンプ型」 ※11歳払込 |
5位 | 105.0% | ソニー生命 | 学資金準備スクエアⅡ型 |
6位 | 104.7% | フコク生命 | みらいのつばさ「ステップ型」 ※11歳払込 |
7位 | 103.0% | 第一生命 | Mickey「B型」 |
8位 | 102.9% | 住友生命 | こどもすくすく保険※12歳払込 |
9位 | 102.3% | 第一生命 | こども応援団 |
10位 | 102.1% | ソニー生命 | 学資金準備スクエアⅠ型 ※受取総額286万円 |
11位 | 101.3% | JA共済 | こども共済「学資応援隊」※12歳払込 |
12位 | 98.1% | アフラック | 夢みるこどもの学資保険 |
13位 | 97.5% | かんぽ生命 | はじめのかんぽ 「大学入学時+在学中」の学資金準備コース ※12歳払込/21歳満期 |
※2021年1月9日更新
ソニー生命やニッセイ、明治安田生命は返戻率の高い学資保険の常連組ですね。特にソニー生命のⅢ型は一時新規販売を停止し、復活したこともあり注目を集めています。しかし、実は返戻率は計算方法は簡単でも比較するのはちょっと難しいんです。
- 払込期間で返戻率が大きく変わる
- 支払方法で返戻率が大きく変わる
- 契約者年齢で返戻率が変わる
- 被保険者年齢で返戻率が変わる
学資保険の返戻率はこれらの理由で大きく変動します。とはいえ、今回のランキング5位までは返戻率105%を超えるトップクラスの学資保険なので、チェックしておきましょう。そして、この比較が難しい理由をうまく使うことで返戻率を上げることができるんです。
今回のランキングは返戻率のみでシンプルに比較しています。比較のために払込期間などを同条件にしてはいますが、学資金の受け取りタイミングや保障などの細かな内容には各プランごとでかなり違いがあります。
そのため学資保険によっては、他のプランのほうがよりよい内容の場合がありますので、「商品別学資保険一覧」でご確認ください。また、短期払込がないなど、上記条件に合致しないプランについては載せていません。

学資保険はドアノック商品とも呼ばれており、「保険会社の利益は少ないが、新規のお客様とのきっかけを作る商品」なのです。簡単に言うならば、学資保険は利益をとらないで、その後に生命保険や医療保険を契約して儲けを出すといった感じです。
ですから、単純に返戻率の高さだけで選ばないでトータルで考える必要があります。まずは資料請求をして、じっくりと慎重に選びましょう!
1位 日本生命「ニッセイ学資保険」
明治安田生命やソニー生命を抑えて返戻率1位となったのは、貯蓄のみに絞った学資保険を希望している人に人気の高い「ニッセイ学資保険」です。
医療保障や育英年金の制度自体がなく、保険料払込免除も契約者死亡のみに適用される保障を最低限し絞った学資保険になっています。
その分、返戻率が高く普通に学資年金開始時までの全期払でも104.0%、最高返戻率は108.9%(5年払込・年払い)を誇っています。
また、祖父母が加入するために契約年齢の点から「ニッセイ学資保険」を選んだというクチコミもちらほら見えます。

「保険相談ニアエル」は、日本生命のグループ会社が運営しているからです。全国1,500以上の店舗から選べるので、あなたの近所や仕事帰りに便利な店舗を探せます。
2位 明治安田生命「つみたて学資」
マイナス金利の影響を受けた学資保険にも入っている明治安田生命「つみたて学資」が、ランキングの2位に!
実際に明治安田生命は121%を超える高い返戻率を実現していた5年払込済プランを売り止めにしています。しかし、元々貯蓄性に特化した学資保険なので全体的な返戻率の高さが強みになっています。
通常払込期間である15歳までを選択した場合でも104.1%の返戻率になるんです。これを10歳払込済にすれば105.7%、そして全期前納にすれば最高109.0%まで返戻率が上がる学資保険です。
3位 ソニー生命「学資保険スクエア」
ソニー生命の学資保険の中でも返戻率が高いことで人気の「学資保険スクエアⅢ型」。2020年1月から返戻率が引き下げになりましたが、それでもまだまだ返戻率の高い学資保険です。
10歳払込済の場合、30歳男性で105.5%の返戻率になります。
実は同じ条件で「フコク生命みらいのつばさ」も同じ返戻率なのですが、今回ソニー生命が3位にランクインしたのは子どもの進路に合わせたプランの使いやすさから。
家計に合わせた細かなプラン設定が可能で、また学資保険スクエアⅡ型でも同条件で高い返戻率を狙えます。
クチコミで人気の学資保険は?
1位 ソニー生命「学資保険スクエア」
人気の理由は返戻率!と言いたいところですが、その返戻率をおさえて多くのクチコミが見られたのがライフプランナーの存在。
ソニー生命の学資保険は資料請求も可能ですが、ライフプランナーとの面談がおすすめです。
ネット通販型の保険が増加する中、加入前から若干ハードルが高いと思われがちですが、ライフプランナーと面談した人のほとんどが満足している様子。
今回返戻率は引き下げになってしまったもののランキング3位はキープしていますし、総合的にみて口コミ評価が高い学資保険です。
2位 明治安田生命「つみたて学資」
「明治安田生命の学資のほけん」がリニューアルされ、短期払込による返戻率アップが人気の「つみたて学資」。
払込期間の他、基準保険金額を所定以上の金額にすることで109.0%という返戻率となるため、高い貯蓄性に魅力を感じているようです。
また、基本の払込期間が15歳までと短めなことにも喜びのクチコミが見られます。
高校入学以降は何かと教育資金がかかるようになるため、早期に払込が完了するのは現実的です。
3位 フコク生命「みらいのつばさ」
長年学資保険の人気上位を保っているフコク生命の「みらいのつばさ」が4位にランクイン。
マイナス金利の影響で大きく返戻率を下げましたが、元本割れする学資保険もあるなか、まだまだ返戻率が高めで、加入者の多くも返戻率の高さを理由にしています。
「みらいのつばさ」の特徴でもある兄弟割引を理由として選んだ方もいるようです。
また、「みらいのつばさ」のプランはステップ型とジャンプ型の2つだけとなっており、シンプルでわかりやすかったというクチコミも多く見られました。
しかしどちらのプランも22歳に満期保険金がまとまって入る設定になっているため、大学在学中にこまめにもらえた方がよかったという意見もありました。
4位 JAこども共済「学資応援隊」
2017年に「すてっぷ」からリニューアルした「学資応援隊」。
ママたちが使ってみて便利で役立つと感じた商品「マザーズセレクション」で2017年大賞受賞している学資保険です。
リニューアル後の2017年、そして2019年にもさらに返戻率が下がってしまい、全期払い&月払では98.3%ととうとう元本割れになってしまいました。当サイトの返戻率ランキングでも11位と低い順位となっています。
それでも払込方法を年払にすることで102.6%、さらに短期払込で105.7%と、払込方法を変えることでまだまだトップクラスの学資保険に並ぶ返戻率になります。
クチコミではやはりJAなので安心できるという声や、加入年齢が12歳までと高く設定されていることを選んだ理由にしている人もいるようでした。
5位 かんぽ生命「はじめのかんぽ」
貯蓄に保障もプラスしたい人たちの人気を得ているのがかんぽ生命の「はじめのかんぽ」。
元々保障型を走っていた学資保険ですが、返戻率にも目を向けたことで貯蓄に保障をプラスしたバランス型の学資保険になりました。
しかし、マイナス金利の影響から元本割れ必至に。返戻率は期待できません。
ただしクチコミでは貯蓄はしたいけど、同時に子どもの万が一にも備えられることが重要という声や、長期的に付き合うのであれば郵便局(かんぽ)が安心などの声が見られました。
まとめ
おすすめの学資保険をいくつか紹介しましたが、表示の返戻率はあくまでも一例です。
年齢や払込期間など、前提条件が変われば保険料・料率は変わってきます。
また、学資保険にはそれぞれに、さまざまな特色があります。
最終的には子どもの教育資金を用意するため、各家庭ごとのライフスタイルに合った学資保険を選ぶのが一番です。
ランキングはあくまで参考に、気になる保険はご自身で資料請求するなどして詳しくチェックしてみてください。
各商品の詳細については、資料をお取り寄せのうえ必ず「パンフレット」、「契約概要」、「注意喚起情報」、「ご契約のしおり・約款」等をお読みいただき、保険料についてはパンフレット等でご確認ください。